いま求められる若者のキャリア形成と 大学教育・大学評価
昨日と、今日の2日間、山梨大学で開催された、大学評価学会に行って来た。はじめての参加だったけれども、なかなか刺激的でおもしろかった。初日は、早朝、ちょっとしごとがあったので、少し遅れて参加。まず「大学評価・・・・大学政策」の分科会。「「大学評価村(大学評価利益共同体)」研究の基本視角
―日本の「大学評価」の特異性との関係で―」だとか、「中教審組織運営部会の審議まとめの検討―大学評価の視点から―」 「ミッション再定義に係る政策動向と進行状況」 などの報告。午後はシンポジウムで、「大学と職業の「忘れられた連関」を取り戻す ―大学におけるキャリア におけるキャリア におけるキャリア支援・・・・教育の現状と今後の課題―」 という報告を児美川孝一郎さん、小池由美子さんの「キャリア教育と人格形成―高校生・・・・青年の成長、、、、発達を保障するために―」 と日永龍彦さんの「大学評価における 大学評価における「学生のキャリア形成」の位置づけ ― 評価によるキャリア によるキャリア によるキャリア形成支援の可能性―」なんか、高校本の執筆者ですね。
2日目はまず「グローバル人材育成と発達保障の相克」という分科会。「グローバル人材育成と発達保障の相克―問題提起として―」 「「大学の大衆化」と高等教育政策のゆくえ」 「大学進学は若者に何をもたらしたのか? ―質的・量的調査に「「無償教育の漸進的導入」留保撤回後の研究と運動の進め方 よる分析を中心として―」 の分科会。「留保撤回後における高校授業料無償化法の見直し問題」「日本における高等教育無償化に向けて―社会権規約第13条2項(c)からの視座―」 「国際人権法と高等教育無償の原理」という報告。
大きくは大学改革がすすめられている。一方だ、大学はユニバーサル段階を迎え、とりわけ、日本型の18歳での大学入学という形でそれがすすんでいる。そういうなかで、経済界はグローバル人材をもとめ、集中投資がねらわれる。当の学生にしてもれば高学費があり、それが家庭的責任という形で親に被ってくる。それが生き残りをかけた就活競争に直結する。ユニバーサルの段階ですすむ、ノンエリートの大学という形。世界的な潮流の問題。そういうさまざまな連関のなかで、大学問題があるだけに、大学のあり方の新しい問いかけの必要性もある感じがする。それ学士力などのは政策動向との関係でも重要かなどなど、いろいろ考えるのだけど。必ずしも討論が深まったわけではないのだけれども、しっかり整理してみたい内容だな。
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