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2014/03/29

教科研・3月集会 3・11と安倍教育改革

1607044_680809051979843_950254491_n 早朝仕事からのスタートで、後は、いろいろ実務的な仕事。それから、午後は表題の集会に。
 まず、特別報告として福島の高校の先生が「福島における原発災害と教育の課題―地域・学校・子どもたちを語る」。言葉遣いも、内容も、いろいろ考えるし、疑問もある。つまりそれがいまの福島の複雑で、多様・重層的な現状の証か。
 つづいて、今日の目的。中西新太郎さんの「3・11後の社会構造変化とくらし・教育の困難」。3・11が何を問いかけたのかというところからはじまる。社会構造の組み替えをもとめたがなしえられなかったこと。この問題を、東アジアの大きな変化のなかでとりあげる必要があることなど。

 続いて、安倍政権を支える社会・政治基盤について。「決められる政治」を求めるのはなぜなのか、その背景にある、この間続いた政治的社会的排除の現状。そこから人権というものが抑圧に映り、人権を守られたものは、既得権を享受したものとしてうつる。民主主義、左翼、メディアへの反感がリアルな形で…。その対抗のためには何が必要なのか。
 こうした問題を、教育に結びつけながらの話となる。学校空間に生まれるアンダーグラウンドなシャカイ圏という存在。ここからはいわゆる中西ワールド。そのシャカイ圏を社会的な認識にいかに接続していくのか。そこでもとめられる民主主義のあり方を、①尊厳の平等、②水平につながるわざとしての民主主義、③行動を触発する〈場〉という3つの点から提起する。かなり刺激的な報告。
 いろいろ考える。個化され、他者化されるもとで、どう社会性を紡ぐのか。そのための回路とは何なのか。

 最後は、中田さんの、「教育改革とは何か・・・・安倍教育改革との向き合い方」。これは、うちの論文「安倍「教育再生」とは何か●政権存続の突破口としての教育改革」をベースにしたものである。あえて、政策がもたらすものとそれをめぐる政治にこだわる。
 討論を聞いていても思うのだけど、民主主義が問われるわけだけど、それをすぐに授業だとかにむすびつけすぎ。文化の継承という側面と、個々の発達というものの接点に、教育という空間、学校という空間があるのならば、その空間をどうつくるのか。そのビジョンや方法的な接近。そういう議論がちょっと教科研には弱いのかな? そんな印象をもったりして。

 じっくり勉強したいなあと思わせてくれたシンポ。だけど、その時間がねえ。仕事に追われているだけでは、絶対に、現実に課題に向き合えないのだけどなあ。などと、悩みは深いのだけどね。

 会場では、いろいろ交流もしたけどね。

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