« 医療・介護推進法案を了承=都道府県に基金創設-自民 | トップページ | 折れた矢 »

2014/02/01

大学中退:文科省が全国調査へ 年6万人以上、防止策検討

 これは昨日の新聞。これも急がれる問題。

大学中退:文科省が全国調査へ 年6万人以上、防止策検討(毎日新聞)

 フリーターなど非正規雇用に結びつきがちになる「大学中退」について、文部科学省は今年度から全ての国公私立大を対象に実態調査する方針を決めた。大学の中退者は少なくとも年間6万人以上とみられ、非正規雇用増加の要因になっているなど社会的損失が大きい。同省は継続して毎年調査し、背景など詳細を分析。中退防止策を探るとともに就職状況の改善にもつなげたい方針だ。
 調査は、全大学から中退者数や中退理由を回答してもらい内容を分析する。2012年度分は近く全大学へ調査書を発送し、3月末までに集計する予定。
 大学の中退者を巡っては、同省が09年に、リーマン・ショック(08年)の影響を調べるため07、08年度分を調べたが、その後の調査はない。全国の小中学校、高校、大学などを対象に同省が毎年実施している「学校基本調査」でも、大学の入学者数と卒業者数は調べているが、中退者に関する項目はない。同省によると、07年度の中退者は高等専門学校を含めると約6万3000人、08年度は約6万9000人(推計値)。私立大での中退率は平均3%前後ともいわれている。
 厚生労働省の外郭団体「労働政策研究・研修機構」が11年に東京都内在住の20代約2000人を対象にした調査では、大学中退者(専門学校含む)の就職状況は「一貫して非正規雇用」が約5割で最多。「無職」も14%あった。大学にとっても学費が100万円の場合、年間100人の中退者が出れば1億円の損失になる。……

 わが家もそうだからなあ、深刻な問題。
 経済的な側面もあるし、ただそれにとどまらない問題もある。
 たとえば、大学もユニバーサルな時代になっているのだから、大学そのものも、もっと学生をどう育てるのかという視点にたっての、対応というか、教育のありかたを考える必要がある。
 昨日の新聞では、大学のとりくみが「大学中退:7割『1年生でつまずき』」という記事のなかで紹介されていた。

 だけど、根本的には、やりなおしができるし、失敗しても生きていける社会にしていくことなんだろうと思う。学費、仕事、生活の支え、居場所などなど。そのなかでの成長と自立の姿がもっと広がればいいのだけどなあ。どうなる○○○○……!!!

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 医療・介護推進法案を了承=都道府県に基金創設-自民 | トップページ | 折れた矢 »

教育」カテゴリの記事

政治」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

若者」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大学中退:文科省が全国調査へ 年6万人以上、防止策検討:

» 大学中退:全国調査へ 年6万人以上、予防策検討−−文科省  今日は晦日正月 [自分なりの判断のご紹介]
2014年の一月ももう終わり。 福島県では今日31日を 「晦日正月」と呼ぶそうですね。 まあ、もっとも、晦日は もともと各月の最終日を さしますから。 新潟県の六日町では「初晦日」と 呼び、晦日そばを食べるようです。 ということで、なんの関係も ありませんが、へーっと思った 記事です。 大学中退:全国調査へ 年6万人以上、予防策検討−−文科省 ...... [続きを読む]

« 医療・介護推進法案を了承=都道府県に基金創設-自民 | トップページ | 折れた矢 »

無料ブログはココログ
2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31