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2014/02/04

多国籍軍援護の武力行使 首相、解釈改憲に意欲 衆院予算委

 うーん、安倍さん自身の憲法についての前のめりの施政は全然とまりそうにないなあ。予算委員会審議でも、おどろくような発言が目白押しだ。なんかこんなことが国会で議論されているということそのものが、ちょっとしんどくなるなあ。

多国籍軍援護の武力行使 首相、解釈改憲に意欲 衆院予算委(東京新聞)

 安倍晋三首相は四日午前の衆院予算委員会で、憲法解釈で禁じられている海外での武力行使を伴う集団安全保障措置への参加について、一九九〇年にクウェート侵攻したイラクに武力行使した湾岸戦争を例に挙げて「国連安全保障理事会で決議が採択された場合でも、わが国は(多国籍軍の)艦船の防護はできない。果たしてそれでいいのか」と、参加を可能とする解釈改憲に意欲を示した。
 首相は「一国では安全を維持できない」と指摘し、集団的自衛権の行使容認と併せて、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」で議論を進めていると強調した。
 首相は集団安全保障への参加の例として、湾岸戦争のほか、国連平和維持活動(PKO)で攻撃を受けている他国の軍隊を援護し反撃することも挙げた。
 首相は、改憲の発議要件を衆参両院議員の三分の二以上の賛成と定めた九六条について「国民の六、七割が望んでいたとしても、国会議員のたった三分の一の反対で拒否してしまうのはおかしい。改正するべきだ」と、あらためて改憲に意欲を示した。

憲法96条改正は必要=安倍首相(時事通信)

 安倍晋三首相は4日午前の衆院予算委員会で、憲法改正の発議要件を緩和するための96条見直しについて、「たった3分の1の国会議員が反対することで国民投票の機会を奪っている。世論調査で十分な賛成を得ていないが、(改正の)必要性を訴えていきたい」と語った。日本維新の会の小沢鋭仁氏への答弁。
 首相は、憲法が戦後改正されなかった理由について「指一本触れてはならないという気分が醸成されていた」と指摘。「現行憲法の原案は事実上占領軍が作った。私たちの憲法は私たち自身で書く精神が未来を切り開く」と強調した。

 いずれにしても、根底には、安倍さんをはじめとした自民党の憲法観というものがありそうだ。安倍さんは「憲法についての考え方の一つとして、国家権力を縛るものだという考え方がありますが、しかし、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考え方であって、 今まさに憲法というのは日本という国の形、そして理想と未来を語るものではないかと、このように思います」という発言もしている。権威ある?東大の立憲主義のみなさんも真っ青なこの発言!
 東大のみなさんの立憲主義については、いろいろな議論は成り立つし、個人的には、ボクは必ずしも同意する立場ではないのだけどれも、だけど、そもそも、安倍さんたちの議論は近代憲法の成り立ちそのものをお品がしてしまうところにある。その先に描かれる未来とはどういうものだろうか?と恐ろしさを感じざるをえないわけで。
 もちろん軸は9条であり、集団的自衛権をめぐっての議論がポイントなのだけれども、そもそもの憲法観そのものも、大きな争点として、よくよく見ていないとたいへんだなあと痛感させられる。

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