イーハトーボの劇列車
正月のテレビ録画をいろいろチェックする。こまつ座のこの芝居をNHKがやっていた。昨年秋のサザンシアターでやっていたやつ。ほんとは相方を誘って、行くつもりだったけど、結局、忙しくって行けなかった。
井上さんは、この作品についての講演を『この人から受け継ぐもの』という本に載せてる。等身大の宮沢賢治像というか、前半は、挫折のくり返し、そしてその挫折を乗り越えて、希望と理想を紡ごうとする。だけど、挫折をくり返す。そのいきつくさきは、「雨にも負けず」という詩にある「でくのぼー」になりたいということ。宮沢賢治の言葉そのものは、劇中の言葉で彩られていく。その言葉のもつ力も、とても迫ってくる。それは、まさに「難しいことを易しく」だよなあ。
賢治が託したユートピア。井上さんがつないだものを、受け継ぐという仕事かあ。
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