あしたが見えない~深刻化する“若年女性”の貧困~
今日(昨日)のクローズアップ現代。再放送でみた。うーん。
貧困状態に苦しむ若い女性が増えている。親の生活苦の影響を受け、早朝と夜間のバイトを掛け持ちしながら家計を支える10代の女性。困窮を抜け出そうと苦学して専門学校に通ったものの、正社員になれない20代の女性。中でも、先の見えない生活を強いられているのが若くして子どもを産んだシングルマザーである。国の成長戦略で「女性が輝く」ことがうたわれる中、深刻化していく若い女性の貧困。現場のルポから現代社会の新たな課題を浮き彫りにしていく。
深刻な実態はよくわかる。だけど、深刻な実態は、昨日今日の話ではなく、この10年ほどのあいだに顕著になってきたこと。どういう構造がつくられてきたのか。そこに迫らない。そもそも貧困がもたらしている現実にどこにせまったのか? うーん。記者さんは良心的に一生懸命取材しているんだろうけど、もう1つ伝わってこない。
そもそも、批判が弱いというか、現実への怒りというものが伝わってこない感じがした。後半風俗をとりあげていたけどなんか、せっかくこの問題でもさまざまな研究の蓄積もつくられてきているはずなのになあ。ちょっと残念感が強い感じがするのだけど。
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