NHK会長発言:市民団体が籾井会長辞任を申し入れ
なんとなくメディアの追及が弱腰なのが気になるところ。こんなに異常なことはないのに。
NHK会長発言:市民団体が籾井会長辞任を申し入れ(毎日新聞)NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長が従軍慰安婦問題について「戦争地域にはどこの国にもあった」などと就任会見で発言したことについて、市民団体「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」(共同代表、醍醐聡・東大名誉教授)が27日、籾井会長の辞任を求める申し入れ書を提出した。
申し入れ書で同団体は、経営委員会が作成した会長の資格要件「政治的に中立である」「公共放送の使命を十分理解している」に反している点などを挙げ、「会長に不適格であり、視聴者・国民の信頼を著しく損ねたことは明らか」と指摘した。また、会長の任免権を持つ経営委に、籾井会長の解任を求めている。
醍醐代表は「会長は経営委員の個人的な人脈で選ばれている。このシステムを変えなければ、報道機関の使命に疎い人が会長になってしまう」と話した。
そもそも、基本的な事実認識で、きわめて歪んだものをもっているのだから。公共放送のトップにつくのはふさわしくない。「どこにでもあった」ってよく言えたもの。これが第一。こんなこと世界のどこでも通らない。何度も言うけど、軍が「慰安婦」制度を管理していたのは、日本とナチス・ドイツだけだ。それに組織的な強姦という点では、ソ連軍があるのかもというぐらい。どの国も、女性の人権というもののとりくみがはじまっていた。
だけど、そもそもそういう歪んだ歴史認識をもったひとを選ぶ経営委員会が、かなり歪んだ認識をもった人がついているというシステム的問題が生んだのも事実。これも先日行ったことだなあ。
だけど、メディアは、ジャーナリズムとしての役割を発揮する意思があるのなら、もっと正面から批判・追及すべきではないのかなあ。
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