みんなの夢まもるため ~やなせたかし "アンパンマン人生"~
今日のNスペ。まあ、今年もいっぱいいろいろなものを見たり読んだりして考えなくっちゃねえ。
国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親、やなせたかしが94歳の生涯を閉じた。アンパンでできた顔を弱った人に食べさせる可愛いヒーローは、幼児向けの作品だと思われがちだが、その底流には、絶望の連続だったやなせの人生が色濃く投影されている。若き日の過酷な戦争体験。長くヒットに恵まれず苦悩した日々。妻を襲った不治の病…。やなせが作詞したアンパンマンのテーマには「なんのために生まれて なにをして生きるのか」「そうだうれしいんだ生きるよろこび たとえ胸の傷が痛んでも」等々、深い人生哲学が込められている。そしてその曲は、東日本大震災の被災地でも繰り返しリクエストされ、いまも多くの人びとの心をとらえつづけているのだ。番組では、やなせたかしの“希望の種”とも言える遺伝子を受け継いだ、著名な漫画家やミュージシャン、俳優、そして市井の人びとを通して、やなせが遺したメッセージをひも解いていく。やなせと同郷の漫画家・西原理恵子や戦争世代の盟友・ちばてつやらが、やなせの知られざる創作の跡をたどりながら、その遺したものを漫画で表現すれば、やなせの絵本で育ったミュージシャン・一青窈は、アンパンマンのテーマをまったく新しいアレンジで歌い上げる。やなせが波乱の人生の最期にたどり着いた「生きる意味」を、深い余韻の中でかみしめながら、新しい年を生きる力にしたい。
どちらかというと、作品の受け取り手の側になってつくられたドキュメントだな。みんなで、いろいろなしんどさをかかえながらも、元気に、しっかり生きようと。それはそれで、大事なメッセージ。
単純じゃないんだよなあ。あんぱんまん。たんなる献身ではなく、もっと深い。だから、そこにいろんなことが投影される。
ただ、さらっと、やませさんのかっこよさが、描かれている。ほんとはね、もっと切り込んでところもないではない。やなせさん自身の内面に。だけど、こういうのも大事かなあ。もちろん、ボクはいっぱい泣きながら見てましたけど。いろんなことを考えないとなあ。
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