憲法と、生きる
憲法について、どんな論じ方ができるのかなあということもあり、ちょっと話題のこの本を読んでみた。東京新聞で連載されたものだけど、東京新聞が、ジャーナリズムとしての役割の自覚を強めていく過程のなかでつくられた本だけに、とてもおもしろかった。
なぜ、憲法は60年以上、変えられずにきたのか。その憲法を支えてきたものは何なのか。この本は、最初に改憲論がおきた50年代、それに抗した人々の話からはじまる。60年代以降、憲法をよりどころにたたかった人たち、沖縄の思い、海外にいく自衛隊をめぐる問題、そして福島…。
自民党の改憲案と、対極にある憲法の思想。それを支え、そしてそれによって支えられるもの。そのことを深く考えさせられる本だった。
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