中学歴史 具体的場面に力 先生が「脱暗記」教科書
今日の東京新聞の1面はこれ。やるねえ。
いよいよできるのね。
中学歴史 具体的場面に力 先生が「脱暗記」教科書(東京新聞)中学校で長年、歴史を教えてきた元教師や現役の教師三十人が執筆した中学歴史教科書が、二〇一四年度の教科書検定で初めて申請される。「教師が教え込み、覚えさせる教科書では、子どもに歴史を学ぶ楽しさは伝わらない。新しい教科書をつくりたい」という熱意が、元教師たちを動かしている。
申請するのは「子どもと学ぶ歴史教科書の会(学ぶ会)」(東京都清瀬市)。昨年一月に教科書出版社「学び舎(しゃ)」を設立し、五月の申請に向け、編集作業は大詰めを迎えている。
従来の歴史教科書でも執筆陣には教師が名を連ねているが、大半は研究者が執筆している。学ぶ会の教科書は全編にわたって元教師らが執筆。教壇の経験を踏まえた工夫を盛り込む。
最も力を入れたのが歴史の具体的な場面。例えば日露戦争では、これまでの教科書は時系列の概要の説明にとどまるが、学ぶ会の教科書は概要説明の前に、日露戦争の戦場となった中国(当時は清)の民衆の姿から説明を始める。「日本とロシアの戦争なのに、なぜ清の人が苦しむの?」といった疑問を生徒に抱かせ、授業で意見を交わすのを想定している。一年生が学ぶ原始古代と三年生が学ぶ近現代とでは、テーマの設定のほか、漢字や表現の難易度も変える予定という。
検定に合格し、教育委員会が採択すれば、一六年度から中学生に学ぶ会の教科書が届く。千葉県で長く中学教師を務めた学ぶ会代表の安井俊夫さん(78)は「時系列の教科書では、試験が終われば子どもは忘れてしまう。具体的な場面から始めることで、子どもにその時代のイメージを残したい」と話している。……
かなり期待したいなあ。先生たちの努力の集積。なんとか検定の厚い壁を突破して、まだまだ教育のおいてできることがあることを示してほしいなあ。それを可能にするたたかいも必要なのかなあ。(お金も)
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コメント
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これこそ、子供たちに真実に向き合う歴史認識というものを学ぶ機会を与えてあげるということが、本来の歴史教育のあるべき姿であり、例えば朝鮮出兵とものにしても、当時の朝鮮王朝側の立場からの視点で振り返りながら、学んで行けば良いのだし、これならば韓国が日中韓共同で使用する歴史教科書というものを作るというならば、まんまと騙されたふりをすればq、この韓国をフランスの立場にでも置き換えれば、日本からすれば誇りを持って、ドイツを見倣って、中国ならびに韓国とともに、歴史教科書検定条約というものに基づいて、こうした歴史的事実の真実を裏付ける動かぬ証拠に基づいて、誇りを持って応えてあげるということこそが何より大切なことであることは言うまでもないし、これこそ歴史の清算というものにつながるのであれば、戦前の日本というものを、そっと静かに葬り捨ててしまうことで、これを乗り越えて行けば良いのだし、これにより、誇りを持って、反面教師になってあげながら、そっと静かにいないふりをしてあげることで、成熟した大人の国として自立して行く道を選択して、名誉ある孤立化をしていくことで、日本の運命を大きく変えて行くことに繋げて行けば良いのでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2014/01/07 19:46
これこそ、子供たちに真実に向き合う歴史認識というものを学ぶ機会を与えてあげるということが、本来の歴史教育のあるべき姿であり、例えば朝鮮出兵とものにしても、当時の朝鮮王朝側の立場からの視点で振り返りながら、学んで行けば良いのだし、これならば韓国が日中韓共同で使用する歴史教科書というものを作るというならば、まんまと騙されたふりをすればq、この韓国をフランスの立場にでも置き換えれば、日本からすれば誇りを持って、ドイツを見倣って、中国ならびに韓国とともに、歴史教科書検定条約というものに基づいて、こうした歴史的事実の真実を裏付ける動かぬ証拠に基づいて、誇りを持って応えてあげるということこそが何より大切なことであることは言うまでもないし、これこそ歴史の清算というものにつながるのであれば、戦前の日本というものを、そっと静かに葬り捨ててしまうことで、これを乗り越えて行けば良いのだし、これにより、誇りを持って、反面教師になってあげながら、そっと静かにいないふりをしてあげることで、成熟した大人の国として自立して行く道を選択して、名誉ある孤立化をしていくことで、日本の運命を大きく変えて行くことに繋げて行けば良いのでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2014/01/07 19:46