日テレ系ドラマでCM見合わせ スポンサー3社
このドラマ、すっかり話題を独占している感がある。ボクは1回目は半分ほど見たが、昨日は見られなかった。
日テレ系ドラマでCM見合わせ スポンサー3社(共同通信)児童養護施設を舞台にした日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」の番組スポンサー3社が、22日放送の第2話でCM放送を見合わせたことが23日、分かった。
このドラマをめぐっては、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する慈恵病院(熊本市)や全国児童養護施設協議会が放送の中止や内容改善を求めている。
CMを見合わせたのは、エバラ食品工業とJX日鉱日石エネルギー、キユーピーで、ACジャパン(旧公共広告機構)の公共CMに差し替えた。各社とも「視聴者や関係者の意見を考慮し、総合的に判断した」としている。
この時間帯のNテレのドラマ、この間も、motherやダンダリンなど、話題を提供してきたが、演出方法としては、リアリティに欠けるんだよなあ。こういうドラマは個人的には好きではない。
批判の意見が多いようだけど、S先生のように恩寵園事件にもふれつつ、議論が期待されると言う人もいる。施設内虐待は、いまどうなっているのだろうか。もちろん多くの施設は良心的なのだと思うけれども。これだけ、子どもについても、福祉についても、困難が多い社会で、気になる点ではあるのだけど。
韓国のトガニという映画がおととしあったけど、これは障害児の学校での虐待を正面からあつかったものだった。だけど、これはR15指定がかかっていた。今度の番組で子どもたちのフラッシュバックということもいわれたけど、一般のテレビで扱っていいのかという問題はある。だけど、そんなことを言えば、どれだけ人を傷つける番組が氾濫しているかという問題もでてくるのだけど。
そういうなかで、社会的養護の当事者だった人からの発言もおこっている。ボクも話をお聞きしたことがあるが、渡井隆行がブログで、この番組について書いている。
http://ameblo.jp/watabob/entry-11755894413.html
番組への疑問とともに、考えたこと。そして、番組をやめるのではなく、ちゃんとした議論がおこなわれることへの期待を表明している。なるほどと思ったし、大事な点だと思った。
なかなか、光があたらない問題だけに、議論になり、理解と認識が深まればいいと思った。
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