震災復興と自治体――「人間復興」への道
東日本大震災から間もなく三年がたつが、いまなお二八万人近い人たちが避難生活を強いられている。国の「創造的復興」政策と住民による「人間復興」の取り組みとの対決を軸に、復興にむけた実践が紹介される。
本書は「東日本大震災と復興政策」「現場から問う復興政策」「原発災害と復興政策」の三部構成。比較検討されている岩手・宮城・福島三県は、県の復興へのスタンスも、直面している課題にも大きな違いがある。首長、議員、自治体労働者、住民グループなどが共同で執筆することで、復興にむけての対決軸、模索が、地方自治という点を軸に、リアルに読みとれるようになっている。また原発事故問題を独立してとりあげることで、そこでの対決軸と、原発に依存しない地域づくりの課題もうきぼりになっている。直面する復興のあり方とともに、今後想定される大地震の危険を前に、自治体と国に何が問われているのかもあきらかされている。
うーん、今日は、印刷工場に籠城。雑誌をつくっていると、いろいろなことを新しく知ることになる。一つつくっても、また、新しいことを知る。とたんに、自分が考えていることに自信がなくなる。自分がやった仕事に自信を失う。無力感にさいなまれる。ああ、自分は何もわかっていないと。と、そのときは、いつも孤立感、孤独感にとらわれる。なかなかしんどい仕事だなあ。
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