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2013/11/14

高卒5年/若者たちは、 どこで、どのように生きているのか 首都大学東京/乾ゼミ 足かけ7年、若者たちの追跡調査結果が 投げかけるもの

1467323_611004742293608_67584686_n 全進研の秋のセミナー。先週の土曜日にいったのだけど、いろいろあって、書き込みが今日になってしまった。

 吉祥さんが、それなりポイントをおさえた、ていねいな報告のあと、まず高校の教員がどう読んだかの報告。卒業生の就職の状況がずっと悪くなっていて、高校生に明るい未来は示せない。しかし、学校現場はこうしなさい、大丈夫だと矛盾に満ちていると様子を報告。しかしキャリア教育といいながら学校に囲い、仕事に囲う状況はかわっていないと。若者には成長する権利、間違いながら、迷いながら生きることが大事だが、若者の状況の困難さ職場の状況と重なっていると。いっしょに考えたいが、教員は教育から阻害されている。などなど
 浅野さんの報告は刺激的。まず幸福感の強さから、これは放送文化研究所の調査から。なぜ若者は、こんなに幸せなのか。それは将来悪くなるからというわけではない。ここはよく考えたいところ。(むしろ、育ちの過程の困難さはゆえか?) 若者の友人志向、家族関係志向にも注目する。そのうえでネットワークと、市民的なものとの関係を問題提起。
 竹内さんは、挑発的。インタビューのあり方についてあれこれ。調査の方法として、後期近代の枠組みについて問題提起。そこで歴史性 連続性を考える必要を指摘。日教組制度研の大きなミス、とくに社会権としての教育への自覚がないところでの生活指導の問題点を。

 議論は、ちょっと別の用事があって聞けななった。
 その分、夜の飲み会で議論。そこで考えたのが、自立像のあり方。社会が変容するもとで、自立と言うことをどう考えるのかという問題。ここをもっと深めることが実は大事ではないのか。その他、いろいろ考えたことがたくさんあったのだけれども、実は、ちょっとやりすぎて、半分、つぶれてしまった(反省しきり、関係者のみなさんごめんなさい)。
 先週も、友人に深夜に呼び出されて、同じようにつぶれた。ちょっと心のバランスが崩れている証拠かなあ。その立て直しは急務だなあ。反省反省!

 ちなみに、この日の議論に参加した知り合いなどで、いろいろ違和感を感じたり、いろいろ考えた人がいる。いろいろな議論のうえでのこの日の議論なので、関連の文献も含めて、もっと、いろいろ語りたことはたくさんあるんだけどね。そういう場があればいいんだけど。

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