安倍政権の改憲・構造改革新戦略 (2013参院選と国民的共同の課題)
治さんの新著。やっと読みましたよ。いろいろなところで書いているものを読み、話を聞いているのだけど、まとまって読んでみると、やはりおもしろい。第1章は参院選の結果。自民党の大勝の原因のなかでの「アベノミクスへの仕方のない期待」などは、なかなか新しい角度だったりする。共産党の躍進の分析も大胆に。衆院選では選挙制度に注目した議論だったが、今度は「運動の昂揚が政治の転換に結びついた」というところが、ちょっと注目。
圧巻は、第2章の参院選後の安倍政権論。とくに、参院選後の解釈改憲の加速の分析がおもしろい。歴史的経緯を振り返りながら、いまの特徴を分析する。さすが憲法学者であり、現代史家であることがうならされる。新自由主義構造改革の再起動と新段階の分析も含め、政治分析は、いつものように網羅的。だからこそ、何に注目してみていけばいいのかということもよくわかるし。また、かならずしもすべてが証明されているわけではない、命題だけが提示されている問題も少なくない。それだけも、もっとこういうことを深めたいという思いも、いくつかの問題で駆り立てられる。たとえば、受動的なナショナリズムの問題などもね。
最後の第3章は国民的共同論。これは、新しい問題提起をずっとされている問題だし、よくよく議論したり、深めたりしたいところ。何が新しいのか、なぜ、その新しさが必要なのか。重要な論点も多いだけに。
ということで、しっかり満足。筆者のほうは、ほんとうに体の不調に向き合いながらの格闘しながら。ほんとうに頭がさがるけど、この人に学びながら、ボクらはがんばっている面も少なくないだけに、いやいやもっと頑張っていただかなくてはならないのではあるのだけど。
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「最後の第3章は国民的共同論。これは、新しい問題提起をずっとされている問題だし、よくよく議論したり、深めたりしたいところ。何が新しいのか、なぜ、その新しさが必要なのか。重要な論点も多いだけに。」ということに、真実が隠されているのではないかと見破れば、本質的には、全体主義と個人主義との実存的対立というところに行き着いて、これな避けては通れない問題であり、これを克服して乗り越えて行くことで、日本の運命は幾らでも大きく変えて行くことが出来る分けだし、ノストラダムスの大予言を必ずしも信じるわけではないものの、「空から降ってくる恐怖の大王」というのを、中曽根大震災により大量に放出された放射能に置き換えれば、これとは相反する「全人類の救世主に繋がる別のものの正体は、日の国であり、この日の国の正体というのは、我が日本である」という究極の真実に辿り着くとすれば、「脱ニッポン型思考のすすめ」の最後にあった、日本という国は、ユーラシア文明や中華文明等とは全く異なるハレー彗星に過ぎないという真実に辿りつけば、「わが日本こそが、全人類の救世主となる究極のハレー彗星である」という物凄い真実を見透かせば、これを本質的に見れば、天皇制官僚機構を頂点とする全体主義と分極化した利己主義だけの運命共同体の中にしがみつく共同体的日本人と、これを乗り越えた個人主義をベースとした、市民社会派としての日本人との実存的対立という構造に結びついてくるとすれば、これが、私たち日本人としての構造的欠陥というものに行き着き、構造的アノミー現象と言われる空洞化を生じさせ、これが根本的要因となって、中曽根大震災が発生し、甚大な被害を齎したという真実に辿り着くとすれば、結局のところは、自民党というのは、この運命共同体を護持しようとしているに過ぎないし、世界的に見れば、1%の金と権力の亡者と99%の非富裕層との実存的対立という構造に置き換えれば、日本の1%の金と権力の亡者が、この運命共同体が崩壊することにより、自分たちが生きて行けなくなるのではないかという不安や恐怖を抱き、ただ自分たちも幸せに暮らしたいし、自分たちに従属してくれるだけの使い物にならない間抜け連中と共に幸せに暮らして行けるのならば、この共同体の外側の都合には心を寄せる余裕もゆとりもないし、こうした主観的価値観だけを外側に押し付け、これと異なる価値観を受け入れたくもなければ、受け入れる余裕もゆとりもないだけのことならばともかくとしても、こうした異なる価値観の人とコミュニケーションを取る意欲もなければ意思もないし、これ乗り越えようとする市民社会派を、跳ね返りの敵対勢力に過ぎないと勝手に勘違いして、使い物にならない間抜けと子供の喧嘩に巻き込まれることになるばかりでは、もうたまったものではどころか、結局のところは、自らが目と耳を塞ぎ、これが好戦的平和ボケとなって、近隣諸国との対立を煽るなんてことに繋がっているのだとすれば、さすがに怒りというものを通り越して、聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんし、議論なんかしたくはないし、何も言いたくもないし、一切関わりたくもないし、幾らでも無視して、そっと静かに離れて、乗り越えていくしかございませんし、結局のところは、こうした1%の金と権力の亡者と使い物にならない間抜けと跳ね返りの身勝手な利己主義者だけが、幾らでも窮地に追いやられることによって、この運命共同体そのものを、天皇陛下と根本的に切り離した上で、幾らでも引き裂いてしまうことで、こうした連中だけが、この衝撃からくる物凄い痛みや悲しみを味わい、幾らでも泣き寝入りして没落させ、次第に雲散無消していくことになったとしても、自らが選択した運命に他ならないし、自明のことでしかないと割り切って、そっと静かに見捨ててしまうしかないのは、何とも悲しいことですが、これを乗り越えて行くことで、「さらば暴政」、「さらば原発」というものに繋げて行くことで、日本の運命は大きく変えて行くことに繋がるのならば、此れ程喜ばしいことはございませんし、此れ程素晴らしいことはございませんし、これだけを誇りとして生きていくことが出来るのならば、2020年と東京オリンピックパラリンピックを、「逆転の罠」として利用すれば、誇りを持って没落した日本で、誇りを持って大衰退した東京で、全人類からのご褒美として、深く感謝をして、開催を成功させ、全人類の喜劇として共に分かち合うことだけを、そっと静かに誇りとして行く様にすれば良いだけのことでは無いでしょうか。
投稿: asa | 2013/11/03 14:34