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2013/10/28

自衛隊施設 外から見えても撮影不可

 政府の姿勢と言うものがよくわかる事例なんだろうな。

自衛隊施設 外から見えても撮影不可(沖縄タイムス)

 那覇市情報公開訴訟の主役となった対潜水艦戦作戦センター(ASWOC)。実は建物自体は、那覇基地の外からも見える。今回、本紙は建物外観の撮影を海上自衛隊に申し込んだが、「場所を知らせることで第三国に狙われる可能性がある」として、27日までに許可は出ていない。
 地下にセンターがある建物は沖縄都市モノレールの車中から見渡せるほか、外観写真は第5航空群のホームページにも掲載されている。さらに、1995年には本紙カメラマンも許可を得た上で撮影している。
 今回、あらためて5空群に申し込むと、「自衛官でも許可を得なければ入れない。通知により、通常は撮影どころか場所を知らせることもできない」との回答。東京の海上幕僚監部が引き続き可否を検討しているが、訴訟から24年たった今、秘密主義はさらに深まっているように映る。
 センターは、那覇基地所属のP3C哨戒機が探知した潜水艦のデータを解析したり、指示を出したりする。国側は訴訟の中で「対潜戦の中枢」と表現した。特定秘密保護法案の成立後、捜査機関が「著しく不当な方法」と考える方法で記者が取材し、この種の記事を書けば、処罰される可能性もある。

 もともと、この情報公開訴訟というのは、1989年に海上自衛隊那覇基地内にASWOCの庁舎建築に際し、建築基準法に基づき那覇市に建築工事計画通知書が提出されたとき、この資料を市民が情報公開請求し、那覇市が市条例に基づいてこれを公開したことに由来する。国(那覇防衛施設局長)が公開に『待った』をかけ、『防衛秘密に属するから公開はまかりならぬ』と公開取り消しの裁判を起こしたのだ。最高裁までいって、この件では那覇市が勝訴したという経緯がある。記事が指摘するように、もし、秘密保護法ができればどうなるのか? そもそも、現在でも、ASWOCは、記事にあるように、徹底して秘密にしようとしているというのだから。一見、政府のやっていることは意味がわからないような行為だけど、それがすすんでいけば、どういう状態になるのかということなのだろうなあ。

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