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2013/10/22

センター試験廃止へ…2段階「達成度テスト」に

 うーん、高大接続の制度もいろいろ二転三転だけど、変わらないようなあ。

センター試験廃止へ…2段階「達成度テスト」に(読売新聞)

 大学入試改革を検討している政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は21日、大学入試センター試験を廃止し、新たに「達成度テスト(仮称)」の創設を提言する方針を固めた。
 レベルや目的が異なる「基礎」と「発展」の2段階の試験を設け、いずれも高校在学中に複数回受験可能とすることを求める。近く安倍首相に提言し、文部科学相の諮問機関、中央教育審議会がテストの実施時期や運営体制などを検討。5年程度先をめどに導入される見通しだ。
 実行会議では、センター試験を手直しした新テストと、高校生の基礎学力を把握する試験を別々に導入する方向で検討を進めてきた。これに対し、「高校生の負担になり、現場が混乱する」との異論があったため、「達成度テスト」として一本化し、大学入試のあり方を抜本的に見直すことにした。

 子どもたちが、この入試制度のためにどれだけたいへんな思いをしているか、どれだけ高校教育がゆがみ、成長や発達の機会が傷つけられているのか。そんな視点は全然ない。テストと言うものの限界や問題について考える視線がないのだから。これも、ほんとうに本格的に議論する経験をもっていかないとなあ。

 だけど、もしかしたら為政者はこういうテストづけの弊害に気が付いているのかもしれない。つまり、ここでエリートをつくれるとは思っていないのかも。ここでは、最低限の能力を図る、そしてその人たちには、道徳や規範でしばりつけるのかな? ではエリートをどこでつくるのか。

 いずれにしても、破たん、迷走は続くのだろうけれどもなあ。

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コメント

「もしかしたら為政者はこういうテストづけの弊害に気が付いているのかもしれない。つまり、ここでエリートをつくれるとは思っていないのかも。ここでは、最低限の能力を図る、そしてその人たちには、道徳や規範でしばりつけるのかな? ではエリートをどこでつくるのか。」なんてことも一つの真実にちかいのではないかと想定すれば、本質的には、エリートと言いながら、こういう為政者にとっての利益になることしかできない、ただの使い物にならない間抜け官僚や間抜け社員を作ろうとしているに過ぎないという真実に辿りつけば、聞いて呆れるばかりとしか言い様がありませんね。

大学入試センター試験を廃止する代わりに、達成度テストにして、高校在学中に複数回受験可能とするなんてことになれば、大学入学資格検定試験というものがありますが、これを基礎と発展の2段階に分けて行うのと、本質的に大して変わり無いものになるばかりでは無いでしょうか。
ただ大学入学資格検定試験というものについては、高校に行かなかった人が、高卒程度の学力を身に付け、大学入学の資格を得るための検定試験であるという性格からすれば、この達成度テストの基礎とほぼ同等になるだけのことならば、高校在学中でも、大学入学資格検定試験を受けることが出来る様にすれば良いだけのことだし、これに毛の生えた程度のことをするくらいならば、大学入学資格検定試験と達成度テストを一体化するなりして、見直したほうが遥に望ましいとも思えるのですが。

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