教科書是正求める 文科相、きょうにも
ブログは、その日のニュースで、自分が強く関心をもったものをクリップする。企画のネタのようなもの。だけど、毎日続けるのは、さすがに疲れるなあ。最近はブログのアクセスも半分ぐらい。選挙が終わると、いつもそうだなあ。みんな政治に疲れるのかなあ。昨日は書かなかったので、昨日今日の気になったニュースはクリップしておかないとなあ。
教科書是正求める 文科相、きょうにも(沖縄タイムス)下村博文文部科学相は17日、八重山地区内で中学公民教科書が一本化していない問題で、竹富町教育委員会が教科書無償措置法に違反しているとして、是正を要求するよう県教委に18日にも指示する方針を決めた。地方自治法に基づき、教育行政に関して是正要求を発動するのは初めて。
竹富町はこれまで一貫して違法性を否定しており、要求に従わなくても罰則はないため、町が方針転換する見通しは立っていない。保守色が強い育鵬社版は、沖縄の米軍基地負担にあまり触れていないなどとして県内で抵抗があるとされる。
文科省は、全国の学校で来春に必要な教科書数がまとまる9月中旬に、協議会で決めた教科書にして報告するよう県教委を通じて竹富町に指導したが、対応を変えなかったため、より強い権限を行使することにした。
八重山地方の協議会は石垣市、竹富町、与那国町で組織。2011年8月の会議で、中学公民は育鵬社版にすることを決定したが、竹富町は地方教育行政法に基づき、町の意思として別の教科書を選択した。国の無償配布の対象から外れ、12年春以降は、民間からの寄付金で教科書を購入している。
同法は各市町村教委に採択権限があるとしているが、無償措置法は採択地区で統一するよう規定。この矛盾が問題の背景にある。
問題が持ち上がった当時の民主党政権は、竹富町の独自購入を黙認。昨年末に自民党が政権に復帰してから、下村氏や義家弘介前文科政務官が違法性を強く主張して教科書の変更を求めていた。
写真が大臣の指示の写し。そもそも、政治介入という問題がある。それはそうだ。かつて、学テ訴訟最高裁判決をうけて、政治は、それなりに抑制的な点はあったのに、露骨な介入だ。だけど、そこでの言い分は、政府の法解釈だ。つまり、教科書無償化法による解釈。
だからこそ、そもそも、協議会の決定の正当性の問題もまた、ちゃんとふり返るべきだ。問題があったからこそ開かれた全員協議会。
自由法曹団が「文部科学大臣による竹富町教育委員会に対する是正要求に反対し、竹富町を教科書無償供与の対象とすることを求める声明」を発表している。これも参考になる。
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コメント
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お疲れにならない程度にお願いします。
ただ、(プレッシャーにならないように受けとめていただきたいのですが)わたしは毎朝必ずこちらのブログをチェックしますよ。「ささやかな」を拝読するところから一日が始まります。小野川さんとお知り合いになる前からずっと、そうです(笑)。隠れファンはたくさんいると思います♪
投稿: K@名古屋 | 2013/10/20 00:23