意欲なく仕事嫌いな従業員9割も 世界23万人調査
フォーブスにのっている記事だそうだけど、このギャラップ社の調査、見てみたい気がする。
意欲なく仕事嫌いな従業員9割も 世界23万人調査(日経新聞)仕事が好きではない? 大丈夫、あなただけではないようだ。ワシントンDCに拠点をおく世論調査会社、ギャラップ社が10月8日に発表した大規模な調査結果(“State of the Global Workplace”)によると、世界中で、意欲も積極性も持たず、他人の足を引っ張る従業員は、仕事に愛着があり、意欲を持っている従業員の倍も存在すると分かった。
1990年代終わり頃から、ギャラップ社は世界の被雇用者の満足度を調査してきた。これまでに、189カ国、2500万人の被雇用者の調査を実施。今回発表された最新版では、142カ国、23万人のフルタイム、パートタイムの従業員の情報を集めた。■仕事を嫌う従業員は約4分の1
総合的にみると、意欲があり積極的に仕事に取り組む(注:英語でエンゲージド「engaged」)従業員はわずか13%だったことが、ギャラップ社の調査で明らかになった。「エンゲージド」するとは、仕事への情熱を感じ、雇用する側と固い絆があって、日々、新しいことを考え、会社をさらに前進させようと過ごしているということだ。
大部分の約63%は意欲がない(注:「not engaged」)としている。幸せとは言いがたいが、ひどく不幸というわけでもない従業員だ。つまり、こうした人たちは、気持ちが仕事から離れている。彼らはなんとなくダラダラと日々を過ごし、仕事にほとんどエネルギーを傾けない。
24%が、ギャラップ社が定義する「意欲を持とうとしない(注:「actively disengaged)」従業員、つまり仕事をかなり嫌っている人たちだった。仕事が嫌いであることを隠さず、さらに同僚の成果をも台無しにする。
「意欲がない」「意欲を持とうとしない」を合わせると、世界の労働者の87%に達する。ギャラップ社の調査はこうした人々を「気持ちが職場から離れていて、生産的であろうとしない」とみる。言い換えると、世界の労働者の9割近くにとって、仕事は達成感ではなくフラストレーションの源になっている。これは、ほとんどの職場は本来もっている能力よりも生産性が高くなく、安全でもなく、雇用者は新しい仕事を作り出せずにいることを意味する。……■「仕事が嫌い」が多い北アフリカ、中東
■意欲ある従業員の割合が最低の東アジア
仕事をするうえで幸せを感じる意欲ある従業員の割合が最低だったのは東アジア地域で、全体でわずか6%となった。この数字は中国の結果でもあり、中国では、仕事で幸せだと感じる従業員がわずか6%だった。約68%は仕事から気持ちが離れていて、26%はひどく不幸だとしている。
日本の結果にも筆者は驚いた。日本にはもっと幸せを感じている従業員が多いのではないかと考えていたが、結果は7%。中国をわずか1ポイント上回っただけとなった。69%は意欲がなく、24%は仕事が嫌いだった。
中南米では、経済規模が最大のブラジルが最も幸せで意欲的な従業員が多かった。驚くことに、27%が意欲があり積極的に取り組んでいる。しかし、62%は意欲がなく、12%は仕事が嫌いという結果だった。
ブラジルの結果は、西ヨーロッパのどの国よりも良い。例えば、フランスでは仕事が好きな人はわずか9%。65%は仕事から気持ちが離れており、26%はひどく不幸だという。ドイツの結果は少しだけ良く、幸せな従業員は15%、意欲がない従業員が61%、まるで意欲を持たない従業員が24%だった。……■世界一幸せな従業員が多い国は…
ギャラップ社の調査では、意欲をもって働くために必要なことって、つぎの点をあげているのだけど。
1職場で自分が何を期待されているか知っている
2仕事を間違いなくこなすための材料や道具をもっている
3職場で、毎日、自分が最も得意なことをする機会がある
4この1週間に、職場で良い仕事をしたとして認知されたり称賛を受けたりした
5上司やその他、職場のだれかが、自分のことを一人の人として気にかけてくれているようだ
6私が進歩していくのを励ましてくれる人が職場にいる
7職場で、自分の意見をくんでくれる
8会社の使命や目的が、自分の仕事は大切だと感じさせてくれる
9同僚たちは質の高い仕事をしようと努力している
10職場に仲の良い友人がいる
11過去6カ月の間に、私の仕事が進歩したと職場のだれかに言われた
12 昨年、仕事で学び成長する機会があった
たしかに「承認」のようなことは欠くことはできず、そういう職場の人間関係なども重要だろうけれどれども、大きな世界的な特徴の中で、もっと労働条件や働かされ方だとか、いろいろあるような感じもするんだけどなあ。
いまの時代を示している調査。それほど、働くことが辛くなっているんだろうなあ。どこでも。
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「世界中で、意欲も積極性も持たず、他人の足を引っ張る従業員は、仕事に愛着があり、意欲を持っている従業員の倍も存在すると分かった。」ということも一つの事実として受け止めるならば、「意欲があり積極的に仕事に取り組む(注:英語でエンゲージド「engaged」)従業員」というのをまともな人材とすれば、「幸せとは言いがたいが、ひどく不幸というわけでもない」というだけのことならばともかくとしても、「意欲も積極性も持たず、他人の足を引っ張るような従業員」というのは、これこそ正しく、使い物にならない間抜け社員に過ぎないという真実に辿り着くとすれば、これを会社側が勘違いして、まともな人材の足を引っ張り、意欲も積極性も喪失させ、会社をさらに前進させようとするのを阻害しようとすればするほど、まともな人材ならば、幾らでも騙されたふりをして離れていくに決まっているし、使い物にならない間抜け社員しか残らなくなるだけのただの間抜け会社になってしまうだけのことでしかないという真実に辿りつけば、聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんね。
これもまた一つの真実として見破れば、東アジアの中で、意欲のある従業員が6%程度にとどまり、最悪の結果が出たという調査結果には、別に大して驚くようなことでもないし、ましてや、「日本にはもっと幸せを感じている従業員が多いのではないかと考えていたが、結果は7%。中国をわずか1ポイント上回っただけとなった。69%は意欲がなく、24%は仕事が嫌いだった。」という結果を見たところで、別に驚くようなことでもないし、大方予想どうりの結果に過ぎないという真実を見破れば、残業時間にしても、大企業の方が中小企業よりも上回っているという事実からしても、下請けに委せれば良いものを、コスト削減ばかりを優先して、自分のところで、全てをやろうとしているに過ぎないという真実を見破れば、結局のところは、使い物にならない間抜け社員ばかりしかいなくなってしまっただけに過ぎないという真実を見破れば、中小企業からすれば、仕事が減った分、付加価値の向上に繋げることで、少しでも品質の良いものを、採算の取れる範囲での最低限の価格だけを維持して、これ以上は妥協しないようにすればよいだけのことだし、これにより売上なんか減ったところで、損するワケではないのだし、大企業に対して、上手く騙されたふりをして、これ以上安くすることはできませんし、ならば数量を減らしてあげますから、減らした分については、どうぞご自分のところの使い物にならない間抜け社員をはじめ、他の間抜け会社に幾らでも勝手に作らせて、こうしたとこるだけを道連れにして、どうぞ日本からとっとと出ていかれてはいかがですか」ということで、そっと静かに突き放してしまう様にすれば良いだけのことだし、これならば、こうした良心的な中堅、中小企業だけが、安定した収益を確保し、付加価値の向上を通じて、安定した利益の拡大に繋がり、人件費に還元してあげることも出来れば、残業時間を減らしたところで、ワークシェアリングにより、仕事を分かち合いながら、同時に、まともな人材ならば、他の仕事にも関わったり、あるいは中高年の人材の活用にも繋がるし、最低賃金の底上げにより、生活保護受給者の皆様の就労支援と同時に、生活保護受給額の上限を、最低賃金を上回らないようにすることで、生活保護予算の抑制につながるばかりでなく、不正受給を減らし、生活保護受給者への偏見や差別をなくし、遠慮することもなく、必要な人には幾らでも遠慮することなく、生活保護を受けることが出来て、逆に、一人でも多くの人が、生活保護から抜け出して行く様になりさえすれば、税金や社会保険料の増収と同時に、生活保護への予算を減らすことで、財政赤字の削減に繋がり、財政規模を縮小させることも出来るし、逆に、最低補償年金や農家への個別所得補償制度にも、これを適用するなりすれば、生活保護制度そのものも、最低所得補償制度というものに変わることになるのならば、行き着く先は、日本版のベーシックインカムへと深化していくことに繋がることになりさえすれば、何も悪いことではございませんよね。
これならば、顧客側(消費者)からすれば、「安かろう悪かろう」というだけの商品ならば、一時的な間に合わせ程度に買ってあげるようにすれば良いだけのことだし、だからといって、高級ブランド品なんか買いたければ、どうぞご勝手に、ということで、大損したところで、幾らでも勝手に泣き寝入りしてしまうのを、そっと静かに腹の底で嘲笑いながら、白い目で見てあげながら、一切買わないようにすれば良いだけのことだし、それなりの品質で、それなりの価格の商品だけが、それなりに売れるようになりさえすれば、無駄な消費を抑制し、無駄な投資も抑制し、少しでも長く使い続け、買い換える際には、できる限り、再生利用に回せるものは再生利用に廻してあげると共に、資源の再利用によって、海外からの原油や天然ガスをはじめ原材料の輸入量を幾らでも減らしてあげることで、例えば、アメリカに対しては、農産物については、この程度で十分ですので、後は、中国や韓国にどうぞ廻してあげて下さい、とでも伝えてあげればよいのだし、その分だけ輸出量も幾らでも減らしてあげることで、自動車に関して言えば、レクサスを中国で現地生産するならば、エンジンだけはトヨタのハイブリッドエンジンを搭載するだけにすれば良いのだし、他のものは、ドイツやフランス、イギリスをはじめ、カナダやメキシコ、オーストラリア、アメリカなどから、幾らでも寄せ集めして下さって結構ですから、ということで構わないのだし、日本でレクサスを買いたい人には、これを中国から逆輸入して、そっと静かに乗り回すようにすれば良いだけのことでは無いでしょうか。
これならば、別にお互いに損するわけでもないし、むしろお互いの利益に叶うことが出来て、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らすことが出来る様になるばかりでなく、国境を乗り越えて、国際社会全体の平和と安定にも繋がり、地球規模での環境破壊の歯止めにもなり、日本の運命を大きく変えて行くことにも繋がるのならば、「さらば暴政」、「さらば原発」ということにも繋がるのならば、1%の金と権力の亡者だけが、誇りを持って没落することになるのは自明のことでしかございませんし、そっと静かに没落させてあげれば良いだけのことですが、日本国内においては、これを勘違いし、アメリカの言いなりにはなりたくないとばかりに、戦前の日本に引き戻そうとする保守右翼もまた、これと本質的には同じ穴の狢に過ぎないという真実を見破れば、生きて行けなくなったところで構わない存在に他ならないし、邪魔されない様に、そっと静かに離れて行くことで、使い物にならない間抜け連中と、子供の喧嘩でもやるならば、どうぞご勝手に、ということで、共に恨みを分かち合い、憎しみを分かち合い、妬みを分かち合い、幾らでも共に傷つけ合って、勝手に痛みを分かち合い、共に血の涙を流しながら、物凄い悲しみを分かち合いながら、勝手に自滅させてあげることで、そっと静かに葬り捨ててしまうしかございませんが、これを乗り越えて行くことで、成熟した素敵な大人の国となって、そっと静かに自立して行く道を選択すれば良いのだし、これならば、アメリカやイギリスに対しても、中国や韓国、北朝鮮に対しても、幾らでも誇りを持って反面教師になってあげることで、変な戦争に巻き込まれることもなく、変なとばっちりを受けることもなく、誇りを持って一人負けをして、誇りを持って、そっと静かにいないふりをしながら、ただひっそりとした国となってあげるようにして参りましょう。
投稿: asa | 2013/11/01 12:12