那覇市の非正規雇用45%に増加
これもまた深刻な、考えさせられるニュース。
那覇市の非正規雇用45%に増加(沖縄タイムス)那覇市は13日、市の全雇用者に占める非正規雇用者の割合が2012年は全国より6・6ポイント高く、44・8%だったことを明らかにした。また、働いていない・臨時的に職に就いている「無業者」の比率も全国より高くなっていることが分かった。同日の市議会9月定例会で、翁長大輔氏(共産)の一般質問に、大城弘明経済観光部長が答えた。
総務省の調査によると、全国の非正規雇用者数は07年で1889万8600人、雇用者全体に対する割合は35・5%。12年は2042万7100人で38・2%だった。
一方、那覇市の07年の非正規雇用者数は4万8400人で雇用者全体に対する割合は40・8%、12年は5万4300人で44・8%と、5年間で人数も割合もともに増加し、全国との差も広がった。
無業者数は、全国が07年で4432万4千人で有業者と無業者を合わせた総数に対する無業者比率は40・2%、12年は4639万4400人で41・9%。那覇市は、07年が11万7500人で45・2%、12年は11万8千人で44・9%だった。5年で、市の無業者比率は減ったが、数は500人増えていた。大城部長は「正規雇用の拡大と非正規雇用者の待遇改善に向けて取り組んでいきたい」と述べた。
もちろん沖縄の特別の困難というのがそうなんだけど、そもそも日本全体の非正規のひろがりというか置き換えの広がりのスピードがとまらないということも。その後はどうなのか、アベノミクスとかいろいろいわれているけれども、決して、経済政策が、この点で効果が発揮されているとは思えないし、そういう実感もない。いわゆる、無業者は高止まり。
新人の翁長大輔議員。がんばっているね。
本格的にこの問題を考えないと、どうにもならない。
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