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2013/09/03

[着陸地に校庭想定]許せない命の二重基準

 今日の沖縄タイムスの社説から。

社説[着陸地に校庭想定]許せない命の二重基準(沖縄タイムス)

 児童・生徒・学生らが学ぶ学校は、安心、安全が最も確保されなければならない場所のはずだが、沖縄の教育現場は命の危険性と背中合わせである。いつ生命が脅かされるか分からない中で、教育を受けなければならない。こんな理不尽なことはない。米本国とのあからさまな二重基準というほかない。
 米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイなど米軍用機に緊急事態が発生した場合、着陸地として同飛行場周辺にある学校の校庭などを想定していることが分かった。
 宜野湾市によると、市内には9小学校、5中学校、4高校、2大学がある。いつ緊急事態が起こるか予測は不可能だ。全校が着陸地の対象となるとみていいのではないか。
 玉城勝秀教育長が「学校に米軍機が落ちて、子どもが犠牲になる国が世界のどこにあるのか」と、一方的な米軍の想定に怒るのは当然だ。
 広大な国土を持つ米国では、飛行訓練も住宅地を避ける。ネバダ州でオスプレイが着陸に失敗し、機体が燃焼する最も損傷の激しい「クラスA」の事故を起こしている。だが、事故現場は砂漠が広がり、住宅はない。市街地に囲まれた普天間のような基地は米国ではあり得ない。
 ある学校長が話すように米軍の念頭には、学校で活動する子どもの存在はなく「学校を単に広い空間としかとらえていないのではないか」との指摘は核心を突いている。人間の存在を忘れた軍事優先の論理としかいいようがない。……

 あいた口がふさがらない。事故がくり返されるオスプレイ。そもそも、軍用機には事故はつきものと言えるのか、アメリカ本土では、演習などは、砂漠だとか、人のいないところでおこなわれている。だけど、人口密集地おこなわれ、しかも何かの時には学校に着陸を想定するだって!
 宮森小、そして沖国大。そうか、沖国大はそもそも想定されていたのか?

 沖縄にはオスプレイはいらない! 普天間基地は即時撤去を!
 当たり前のこの声を、政府はもっと真摯に聞くべきなのに。

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