通告なく着陸帯増設 オスプレイ
ものすごく沖縄が大変なことになっている。とくに伊江島。
通告なく着陸帯増設 オスプレイ(沖縄タイムス)米軍伊江島補助飛行場内に米軍が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの離着陸帯を6カ所増設することについて、伊江村の島袋秀幸村長は18日の村議会定例会で「米軍や沖縄防衛局から事前通告はなかった。地元への配慮に欠けており極めて遺憾」と述べた。
米軍によると、離着陸帯の建設工事は7月に着工、今月下旬に完成する。増設される6カ所は、米軍がオスプレイの配備に伴い公表した環境レビューには記載されていない。
名嘉實村議は、訓練の激化が予想できるのに、地元への事前通告がなかったことを問題視。「基地内なら何をやってもいいという植民地意識があるのでは」と指摘した。
島袋村長は増設を知ったのは8月3日付本紙報道だったと説明。増設により同飛行場の運用がどう変わるのか、村は防衛局に回答を求めている。
名嘉さんの言うとおりだ。
その名嘉さんの質問が琉球新報で取り上げられている。名嘉さんは、6月28日に伊江村西崎の酪農家で乳牛3頭が早産し、母牛2頭が死んだことを挙げ、「オスプレイの騒音が原因ではないか」と指摘している。防衛局の測定でも同月27日に95デシベル、5、6月の2カ月間は80~100デシベルの騒音がそれぞれ50回以上確認されていたそうだ。早産があった酪農家は伊江島補助飛行場のフェンスから約600メートルの位置にあり、西崎区の酪農家のうち最も飛行場に近いという。伊江村役場の確認では6月3~13日の8日間にオスプレイが少なくとも138回離着陸したとも。早産した牛は予定日より4~24日早かったというのだ。名嘉さんは「オスプレイの低周波は人体に影響があるとされる。低周波測定器の設置を防衛局に求めるべきだ」とも指摘した。
夜間訓練もひどいものがある。
22時超 3日連続 オスプレイ(沖縄タイムス)夜間訓練が激化している米軍普天間飛行場のMV22オスプレイは18日も1機が午後9時半ごろに同飛行場を離陸し、同10時50分に戻った。航空機騒音規制措置(騒音防止協定)で運用が制限されている午後10時を3日連続で超えた。
同機とみられる機体は午後9時50分ごろから同10時35分ごろまで、伊江島補助飛行場で訓練するのが確認された。オスプレイは16日に昨年の配備以降、最も遅い時間帯となる同10時59分に帰還するなど、夜間訓練が激しくなっている。
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