尖閣・協定水域で台湾漁船が衝突 八重山漁船に亀裂
場所が場所だけに気になるニュースだよなあ。
尖閣・協定水域で台湾漁船が衝突 八重山漁船に亀裂(琉球新報)12日午後1時ごろ、宮古島市の池間島から北西約68キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、台湾漁船「明慶財(みんけいざい)12號(ごう)」(約30トン)が、八重山漁協所属のマグロ1本釣り漁船「めぐ丸」(4・9トン)に衝突した。けが人はいない。宮古島海上保安署によると、台湾漁船の男性船長(51)は「前方不注意でぶつけた」と話している。衝突現場は日台漁業協定で定められた合意水域内で、ことし5月の協定発効後、日台の漁船衝突事故は初めて。
衝突により、めぐ丸の左舷側の中央部分に約1メートルの亀裂が入り、魚倉が一部浸水した。1人で乗船していた男性船長(50)が排水し、13日午前までには自力航行で石垣市の新川漁港に戻る予定。台湾漁船は船首に擦過痕(かすり傷)が残った程度で、台湾に戻ったとみられる。めぐ丸は11日に石垣市の登野城漁港を出港し、事故当時は夜の操業に備え、シーアンカーを垂らし漂泊中だった。近くには同じ八重山漁協所属の漁船2隻がいたが、事故の影響はない。
明慶財12號には船長のほか、インドネシア国籍の男性船員4人がいた。事故当時は船員が船を操縦していた。台湾漁業署によると、同漁船は屏東県東港(へいとうけんとうこう)籍のマグロはえ縄漁船。3日に台湾・南方澳漁港を出港し、日台漁業協定の合意水域内で漁をしていたとみられる。事故当時は台湾に帰る途中だったとみられ、船長は事故直後に無線で、「不注意で日本漁船にぶつかった」と南方澳漁港に連絡していた。
5月に日台漁業取り決めがなされたわけだそうだけど、操業ルールはいまだに確立されていないという。隣国とのそういう日常的なルールづくりのおくれっていうのが気になる。大きくは、いろいろな問題を平和的に解決するルールづくり、そういうものも含め、やっぱり外交的な枠組みづくりというものが日本には求められているということなんだおるなあとも思えるなあ。
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