大阪 通天閣と新世界
あかん、みいひんかったらよかった。ボロボロ、涙で。
NHKの新日本風土記の再放送を録画して見た。
大阪のシンボル「通天閣」とその下に広がる「新世界」― この地域の開発が始まったのは、今から100年前。内国勧業博覧会の跡地に、エッフェル塔を模した通天閣が建てられたのを機に新世界の街は生まれ、“大衆の楽園”として賑わってきました。
近年は串カツブームで、他府県から観光客が押し寄せる一方、昔ながらの立ち飲み屋さんでは、人情味あふれる接客でのれんを守り続けています。
娯楽では、「ふたりっ子」の舞台ともなった通天閣歌謡劇場に、年配層のファンが詰めかけ、“通天閣の女王”“平成の歌姫”などの愛称を持つ濃い歌手たちがステージを彩ってきました。しかし、今年6月末で劇場が閉鎖されることとなり、新世界から名物が一つ消えようとしています。
お高くとまらず、どこか懐かしく。誰もが安く熱狂して楽しめる“大衆の楽園”。新世界をこよなく愛し往来する人々の情景を描き、“ディープ大阪”の世界へとあなたを誘います。
だけど、これはこの地に暮らしたことのある人間にしかわからないかもしれない。ボクの故郷であり、ボクが逃げ出した町。そして通天閣はボクにとって、兄であり、親友であるような感じで、いつもボクの横にいて、ボクは、いつもその姿を見ながら育った。
だけど、この番組で取り上げられた姿やエピソードは、ボクが離れてからの物語。だけど、それでも懐かしく、哀しく。
うーん、何なんだろう。ものすごく、いろいろな思いが押し寄せてくる。嫌なこと(の方が多かったかな)も、楽しいことも、通天閣といっしょにあったし。そこで生きている人の話は。
とにかく、ものすごく、感傷的になってしまった。もうすでにそこには、ボクの実家もないけど。やっぱり、この街へのなんともいえない思いは充満している。帰りたいのかなあ、やっぱり。
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