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2013/08/29

原発事故・放射能被災を学校教育はどう受けとめたか

20130829_151703_resized 午前中、ちょっtpよるところがあって、それから職場に。たまった実務を粛々と処理。ちょっと考えて、資料をさがして、やりとりする作業が実際にはなかなか手がつかない。それほど、実務がたまっている。

 それでも、午後からは、教育学会の会場に。表題のシンポジウムに参加。
 テーマがとても重いから。大熊町で校長先生をされていた大清水先生が、「原発事故による避難と学校再開にどう向き合ったか」という報告。いかに東電と一体となった町であったかというところからはじまって、事故後の教員に課せられたもの、子どもたちの苦しみにどう向き合ったのかということを語られた。いろいろ考えさせられることがあるのだけど、問題が大きく、なかなか考えきれない、答えをだせないことがいっぱいある。大熊の本をちゃんと読んでおかなくっちゃなあと反省。
 続いて、境野先生が、「放射能汚染への父母の不安と学校の受容」と題して報告。実際の被曝の不安、子どもだけでなく、父親がいまだに原発で働いているケースも少なくはない。福島に残ってクラス子どもたちは多いのだから。だけど政治の手だては何と限られたことか。不十分な除染。許されない再除染。うーん。いろいろ疑問がよぎってくる。
 で、子安さんが「科学の再考と論争的テーマの授業づくり」。もともとおこまわれていた原子力教育。客観を装う事故後の教育。だけどそこには明らかな誘導があると。だけど、ある意味では、このシンポだって一つの誘導があるのかもしれない。いろいろ、どんどん疑問が生まれる。考えなければと思うのだけどなあ。自分の能力では、現時点では、ほとんど思考停止。だけど、自分に課せられた問題じゃないかと、反省しきり。ただし、夏休みもとらない、猛暑の仕事の日々で、シンポの途中で、意識がとぎれたのも正直なところ。

 学会会場では、どうしても営業活動。いろいろな人と挨拶。今日は、まず、先輩記者からはじまって、つかまえたかったI先生とは喫煙場で。大学の研究室のW先輩と、同期のSさん。会釈だけ数人。帰りに、教科研のS新事務局長などなど。
 人から、どうして夏休みとらないのって、質問されるけど。うーん。今月は、これでもギリギリだったもんなあ。それでも、教育のつどいに取材にでかけたり。だけど、これがないと次がつくれない。うーん。最近は、目先の企画のための取材が多いですよ。もっと先まで深く考えて、勉強もしないと。理論的な深まりがなくなり、おこっている問題に即応するような企画だけになってしまうんだけどなあ。はやく、ここを打破できないと、などと考えるとねえ。休んで、じっくり勉強するのも必要かなあ(苦笑)。ほんとに薄っぺらいなあ、現実には自分は。

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