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2013/07/04

「研究環境抜群」東北大はブラック企業 「大賞投票」でワタミに次ぎ現在2位

 今日は、第一声を聞きに行くことからはじまる。いろいろメールして、一進一退ていうところ。そこそこ、押さえるべきところを押さえながらです。まあ、よしとしよう。午後は、ある研究者と、直接の仕事ではないけれど、ちょっと助っ人で懇談。もともととても尊敬している研究者。話もおもしろかったし、勉強になったのはよかったです。だけど、仕事がすすまない(苦笑)。さてさて。

「研究環境抜群」東北大はブラック企業 「大賞投票」でワタミに次ぎ現在2位(Jcast)

えっ、あの東北大学が「ブラック企業」? そう意外がる声が各所から上がっている。
東北大学といえば「研究第一」を掲げる名門校だ。ところがよりにもよってその研究環境が問題視され、「ブラック企業大賞」の候補にノミネートされてしまった。
ベネッセ、東急ハンズなどと並びノミネート
「競争力の高い研究者が、抜群の研究環境で指導します」
「一人一人の研究者が競争力の高い研究に取り組んでいるため、国の研究費補助も大きくなり、研究環境が整備され、研究はさらに進展するという好循環になっています」
そんな華やかなうたい文句を載せるのは、東北大学が新入生向けに配布しているパンフレットだ。
東北大学は旧帝大時代から「研究第一」を学風とし、中でも理系分野ではノーベル化学賞学者・田中耕一さんらを輩出するなど、国際的にも名声が高い。
ところが2013年6月27日発表された「第2回ブラック企業大賞」では、東北大学は教育機関、しかも国立大学としては唯一、「ブラック企業」としてノミネートされてしまった。
ブラック企業大賞は弁護士、ジャーナリストなどからなる実行委が開催しているもので、今回が第2回目となる。企業をすべて実名で「名指し」してノミネートし、「賞状」を贈って労働環境の改善を迫るというもので、今回は2年連続登場のワタミフードサービスを始め、ベネッセコーポレーション、西濃運輸、東急ハンズなど8社が候補に入っている。
東北大学に対しては、これまでそれほど「ブラック」との評判があったわけではない。いったいなぜ、東北大学にこの汚名が降ってきたのか。

 ブラック企業大賞のノミネートはこれ。
 そもそも、こんどの選挙には、ワタミの渡邉前会長が自民党から出馬している。「365日24時間死ぬまで働け」と公言する人である。雇用のあり方を問いかけたい選挙である。

 で、大学の問題も深刻だ。先日、毎日新聞で東海林さんが書いていた。

過労死:自死の大学教員遺族、根絶目指し法整備求める(毎日新聞)

 東日本大震災で研究室が全壊した大学教員が、再開を目前に控えながら過労と絶望の末に命を絶った。労災だと認められたが、仕事上のストレスを原因とする2012年度の精神疾患の労災認定は475人で過去最多を更新するなど、心を壊す職場の荒廃が広がる。「働くことで命を失うことがあってはならない」。遺族らによる過労死根絶を求める声は共感を広げながら増え続けている。
 仙台市青葉区の前川珠子さん(48)の夫英己(ひでき)さん(当時48歳)が自殺したのは12年1月のことだ。
 英己さんは東北大工学部准教授でリチウム電池など先端材料の解析を専攻していた。博士課程を含む8人の学生を指導し、研究プロジェクトも多く抱えていた。しかし東日本大震災で研究室は全壊した。
 水素ボンベなど危険物が転がる部屋からデータや実験機材を持ち出し、再開の日に向けて働いた。授業の傍らの国内外への出張は93日間。珠子さんは、ノートパソコンに頭を突っ込むようにして眠っている姿を何度も見ている。
 再開のめどが立ったのは翌年の1月半ばだった。プレハブの研究室に珠子さんと一人息子の長男(14)を連れて行き、「これから始まるんだ」と満面の笑みを見せた。長男は科学のことを分かりやすく話してくれる英己さんが大好きで「将来は科学者になりたい」と憧れていた。
 命を絶ったのはそれから半月後だった。5年計画のプロジェクトも抱えていたのに2年以内の研究室閉鎖を大学から一方的に告げられ、心のバランスを崩した結果だった。
 体調を心配する珠子さんに向けた「ありがとう。大丈夫。息子をよろしくね」が最後の言葉になった。珠子さんは労災を申請し、昨年10月「過重労働の恣意(しい)的強制があった」と認められた。大学の教員で労災が認められるのは極めてまれだ。
 ただ、長男は父の死に傷つき、科学者になる夢を口にしなくなったという。その姿に珠子さんは他の過労死遺族と「過労死防止基本法」制定を求める運動に加わった。「息子や夫の教え子たちを、働くことが尊重され人らしく生きられる社会に送り出したい。過労死根絶はその第一歩」と話す。
 遺族や労働組合らによる基本法制定を求める動きは3年前から始まり、署名は46万人を超えた。こうしたうねりに、与野党9党の議員が参加し、「『過労死防止基本法』制定を目指す超党派議員連盟」が参院選後にも結成されることになっている。

 もともと大学の研究者の労働は自律的という誤解がある。だけど、法人化など大学改革で、そういう状況ではなくなっている。膨大な実務、報告書…。競わされる成果、求められる効率。この点も、日本社会のあり方として、よく考えたいものであるなあ。

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