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2013/07/14

反ヘイトスピーチ:大阪市民ら「仲良くしようぜパレード」

 今日の夕食は、遅めの、ボク特製のイタリアン(苦笑)。ボーナスが出ても、リッチな食事に行く余裕も(経済的にも、時間的にも)なく。だから、ちょっとリッチめにつくってみた。ほんとは、対してお金はかかっていないのだけど、まあ、見た目リッチと言うことで、相方さんも満足かな。

 さて、今日は大阪のパレードだ。

反ヘイトスピーチ:大阪市民ら「仲良くしようぜパレード」(毎日新聞)

 在日コリアン排斥など、特定の外国人を標的に差別的な言動を繰り返すヘイトスピーチ(憎悪表現)デモへの反対活動を続ける市民らが14日、大阪市内で「おおさか・アゲインスト・レイシズム(人種差別主義)仲良くしようぜパレード」を実施した。約600人の参加者は大阪のメインストリート、御堂筋を約3.5キロ歩き、「差別はいらない」などと訴えた。
 大阪などでは週末ごとに、街頭などでヘイトスピーチのデモが繰り広げられている。今回、ヘイトスピーチに対して抗議活動を続けていた市民有志が、人種差別反対の意思を全面に出して訴えようとパレードを企画した。
 この日は、大阪市北区の中之島公園を出発。参加者は音楽や太鼓の音に合わせ、「レイシズムをやめろ」などと声を上げた。
 大阪府八尾市の会社員の男性(40)は「国の関係が良くないからといって、レイシズムをくっつけて攻撃するのはおかしい」と話した。

 先日、社会権規約委員会が、日本政府に対して、「『慰安婦』にスティグマを付与するヘイトスピーチその他の示威行動を防止するため、締約国が『慰安婦』の搾取について公衆を教育するよう勧告」したことを思い出す。まずは、人権ということ、そのための事実を知ることが大事だ。だけど、自分が人間として大切にされていると実感できない人が広がっている。OECDの世界価値観調査にもとづいて貧困はなぜ生じるのかという要因を問うた調査では、ヨーロッパは社会の不公正と考える人が主流であるのに対し、日本は社会の不公正と考える人がとても少ない。対人信頼感の比較した調査でも、日本では、「ほとんどの人は他人を信頼している」への肯定が低く、「この社会では気をつけないと誰かに利用されてしまう」と考えている人が多い。
 もちろん被害者をさらに侮辱することによってしか得られない国家意識や自己肯定感など、決して人として許されない。だけどこのような歴史の問題をリアリティをもって実感してもらうことがいまほど必要なときはない。韓国に行ってナヌムの家でハルモニと交流した学生は、感動する。しかし、「自分は何もできないという絶望感をもった」という切ない感想を語る学生も少なくないのだ。それほど「自分が何かやっても無駄」と自己肯定感を奪われている。人権蹂躙を、自身の体験とも重ねあわせながら、ともにに学び、行動することで、そういう無力感を打ち破っていく。社会も自分も変わっていくことが実感できるようなとりくみをひろげていくしかないのだなと思う。

 さて、明日は選挙でがんばろう。少しぐらい、休んでいいよってだれか言ってくれないかな(笑い)。

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