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2013/06/08

発議要件緩和、9条は除外も=月刊誌インタビューに-安倍首相

 それでも、安倍さんにとっては、改憲は大事なんだろうなと思うなあ。

発議要件緩和、9条は除外も=月刊誌インタビューに-安倍首相(時事通信)

 安倍晋三首相は10日発売の月刊誌「Voice」のインタビューで、憲法改正の発議要件を衆参両院のそれぞれ過半数の賛成に緩和する自民党の96条改正案に関し、戦力不保持を定めた9条など、改正に特に反対や慎重論が強い条文は除外することも選択肢との考えを示した。96条の先行改正に慎重な公明党の理解を得る狙いとみられる。
 首相はこの中で「自民党内に、発議要件を衆参両院の3分の2以上にする場合と、2分の1以上にする場合に分けてはどうかという案がある」と指摘。具体的には、9条や人権に関する条文を改正する場合の発議要件を、現行の「3分の2以上の賛成」に据え置く案に言及した。首相は「憲法改正は自民党だけでできるものではない。さまざまな意見を聴いていく必要がある」とも語った。
 インタビューは5月17日に行われた。

 一面、現在のように衆院でも、参院でも小選挙区制という制度であるかぎり、改憲派が三分の二を占めることは、そんなに難しくはないという面もある。事実、少なくとも改憲を支持する議員が圧倒的に国会の議席を占めてきた。だけど、改憲がすすまない。そこを突破したいという思惑が見えるのだ。
 同時に、九条改憲は焦点はあくまで、集団的自衛権であるのだろう。これは、解釈改憲もしくは立法改憲で突破するというのが基本姿勢か。だけど、改憲でやりたいことはたくさんあるというのが安倍さんらしいのだろうなっと。これは、ある意味で、彼の最大の弱さでもあるんだと思うけど。そのことを示す政治状況を今度の参議院選挙でつくらないとねえ。

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