朝日新聞の異様・異常
都議選から一夜明け、今日の朝日新聞の一面には目が点になった。なんだこりゃ。これは東京版では改善されている、だけど、この写真は、埼玉の東京よりの版のもの。なぜに、第三党が図では、その他になるのか? ネットでもだいぶ話題になり、抗議した人も多い。ボクが聞いた話によると、対応した朝日新聞の人は、もともとつくってあった図に数字を当てはめたもので、共産党の躍進は想定していなかったと言ったそうだけど。だけど、出口調査が集計された段階で、あるていどの結果は予想されたはず。たとえそれがはずれたとしても、最終結果は12時過ぎには出ている。埼玉南部の、いわば最終版に近い版で修正できないはずがない。そもそも、それでいいと思っていたとしか思えない。もともと、朝日新聞には、国民的な運動や、共産党などのとりくみを紙面化しない傾向がある。だけど、選挙結果までやってしまうとはやはり異様としか言いようがない。
だけど、朝日のこの間の、おかしさはこれだけにとどまらない。そもそも、安倍さんの成長戦略や骨太については、垂れ流し的状況だし。おどろいたのは、自民党が参院選の公約を発表した翌日、ほぼ一面をつかってその大要を紹介したことだ。ほかにも、公約を発表している政党はある。だけど、きほん、べた記事だ。
政権与党の動向を過大に垂れ流しで報道し、一方でその対抗的な動きを軽視する。これがジャーナリズムと言えるのだろうか。それどころか、自分たちが政治不信をいっそう拡大していることを自覚してほしい。
個人的に知っている記者、学生時代の友人なども朝日にはいる。がんばっている記者がいることも事実なんだけど。ここまでくると、朝日はいよいよ重大なところにあると思うなあ。
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