大津自殺生徒の父 いじめ法案で要望
いじめ問題が緊迫した状況にある。
聞くところによると、文科委理事懇で、日本共産党以外の各党が、19日、わずか半日の質疑で「いじめ防止対策推進法案」の質疑・採決を決めたようだ。自公案をベースに、民主らの案を勘案して、修正案がつくられたわけだけど、結局、自公案の中心だった子どもへの禁止規定、道徳教育の押し付け、懲戒・出席停止などの厳罰化、家庭教育への介入などの問題点を何ら修正するものにはなっていないのだ。
だけど、いじめ法案への要求も強い。たとえ不十分でも修正して、早く法案をつくってほしい。民主が後退して、安倍さんが多数をとる前になどなど。多くの方たちは、先にあげた問題点を十分に危惧しているのだけれども。
以下もそういう声か。
大津自殺生徒の父 いじめ法案で要望(NHKニュース)大津市でいじめを受け、自殺した中学2年生の男子生徒の父親らが会見し、今の国会に提出される予定のいじめ対策の法案について、「再び子どもの命が失われることがないようにしてほしい」と述べ、いじめを受けた子どもの保護者が事実を知るための方策を盛り込むよう要望しました。
記者会見をしたのは、おととし、同級生からいじめを受け、自殺した、大津市の中学2年の男子生徒の父親と、いじめ問題に取り組んでいるNPOの理事です。
父親は、今の国会への提出に向けて準備が進められているいじめを防ぐための法案の内容について、いじめを受けた子どもの保護者が事実を知るための方策が不十分だと指摘しました。
このため、法案に、いじめについての調査委員会を設置する場合は必ず外部の専門家を入れることや、被害に遭った子どもの保護者が事実を知ることができるよう、学校と情報を共有するためのガイドラインを国が作ることを盛り込むよう要望しました。
父親は「いじめを苦にして亡くなる子やそれによって苦しむ遺族が再び出ることがないよう、自殺した息子に報告できるような法案にしてほしい」と話していました。
だからこそ真摯に議論してほしい。少なくとも子どものためにならない法律ではダメだ!
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