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2013/06/29

教育委員会制度をどうするか

20130629_13355320130629_161927 今日は、主に、発注関係。電話をしたり、メールを送ったり。ここ3、4日でどこまで押さえられるかが鍵なのです。ただ、最近は、いろいろ連絡する量が多く、どこまで事務処理をしたのか、わからなくなることが多いのです。これはまずいです。
 午後からは、表題のシンポジウムです。三上昭彦さんの退官と、『教育委員会制度論 歴史的動態と〈再生〉の展望」の出版を記念してのもの。
 シンポは、まず三上さんが発題。教育委員会制度の歴史をふり返りながら、制度の何が問われていたのか、いま安倍政権で何が問われようとしているのかを提起。廃止・縮小か活性化を問いかける。
 発題をうける形で、東大の村上さんが中教審の議論を踏まえ、行政委員会の再生の方向を提示。美浦村の門脇さんが教育長としてやっていること、いまの制度でできることを示した。元国立市長の上原さんが国立の経験、とくに大変だった点を。ここまでは結構オーソドックスで、うーん論点がうきぼりになるのかが心配だったけど、おもしろかったのはここから。
 新藤宗幸さんが持論の教育委員会解体論をぶつ。現在の教育委員会制度は、官僚支配(文部科学省支配)の手先になっている、それを打破するのは文科省の解体と国家教育委員会の創設しかないと。なぜこの点を教育行政研究者はのべないのかと挑発的発言。だけど、聞いていて思ったのは。教育委員会に問われているのはほんとうにこの点だけなのか。地方分権がすすめば問題は解決するのかという問題。たしかに教育委員会制度は事務局のあり方を含め、構造的に文科省支配の手先になっている面があるのは事実。だけど、政治的な対立というのはそんなに単純ではないと思う。同時に、教育には独自の論理があり、それが独自の原動力として教育行政を動かしている。独自の矛盾があるのだ。ここを見ないのは一面的な気がした。それが戦後教育の積極面をつくってきたわけだし、教育委員会の別の顔をつくってきたのも事実。つけくわえるならば、それは地方の政治的な力関係にはよどまらない面もある。そんなことを考えながら聞いていたら、その次の坪井さんの、アメリカの教育委員会制度の変遷の試行錯誤の話が、それをうらづけている感じがして、おもしろかった。
 現実の教育委員会制度の問題点がいろいろ目に付くだけに、なるほどこういう視点で考えればいいのかと、自分自身として大きなヒントを得たような感じ。その後の会場討論でも、藤田英典先生をはじめ、大物もたくさん登場して、いやあ面白かったです。いって大いに収穫のあったシンポでした。
 なかなか忙しい時期なので、個人的な用事もあり、その後の出版を祝う会は参加しなかったけど、もりあがったんでしょうね。

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