いま、憲法のはなし-戦争を放棄する意志-
昨日は、新宿で、夜、相方と、非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディングを見に行った。テーマは憲法。脚本は若手作家の石原燃さん。演出はベテランの鵜山仁さん。出演は、市毛良枝、岸田敏志、古村比呂、ゴリ(ガレッジセール)、高橋長英、根岸季衣、平 岳大、益岡 徹、松金よね子、みやなおこなどなど豪華です。
ていねいに、日本国憲法の条文を読み込む。「あたらしい憲法のはなし」の読み込みも。そしてそれを、自民党の改憲草案と対比する。なるほど。
と同時に、論点を、さまざまな論客の発言という形で提示していく。その数がすごい。これだけの議論を短期間で、脚本家さんはよく読み込んだなあ。それだけに刺激的だ。ボクのような仕事をしていると、それだけで、刺激になる。だけど、自民党の改憲草案は全面的だけに、論点も全面的で多岐にわたる。なかには、ここにこういう議論かとうものもないわけではないのだけど。また、1つひとつの論点の深みがなくなってしまうところが、物足りないところでもあるのだけど、人権や平和の思想の深みまでは迫れない。
だけど、改憲がここまで、せまった今、こういう訴えはよかったし、インパクトもあった。十二分に堪能もしました。
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