若い世代のホームレス増加傾向
これは…。たしかに、そういう傾向があると言われてはいたが…。
若い世代のホームレス増加傾向(NHKニュース)いわゆるホームレスの人たちの支援を行う全国の施設に助けを求めた人のうち、30代以下の人の割合が昨年度、初めて30%を超えたことがNHKの取材で分かりました。
高齢者に比べ、行政などの支援が届いていないため、若い世代のホームレスが増加傾向にあると専門家は指摘しています。
路上生活者=いわゆるホームレスの人たちの自立支援センターは、平成14年にホームレス自立支援法が施行されたのに伴い、東京や大阪、名古屋など10の都市に設置されています。
NHKが全国のセンターを取材したところ昨年度、支援を求めたホームレスは、4354人で、このうち30代以下の人は前の年より53人増え、33%に当たる1421人に上ったことが分かりました。
30代以下の人が全体に占める割合は平成14年度には13%でしたが、年々、増え続け、初めて30%を超えました。
自立支援センターなどによりますと、路上や公園で生活する高齢のホームレスは行政からの支援を受けて減少しているのに対し、若い人は、路上のほか、インターネットカフェや24時間営業の飲食店などを転々としていることも多く、行政などから把握されないなかで、増加傾向が続いているということです。
若者の貧困問題に詳しい放送大学の宮本みち子教授は「若いホームレスが増加している状況が初めて数字で裏付けられた。若いホームレスは、身なりなども整えているため周囲から分かりづらく、支援の窓口に来ているのは、ごく一部にすぎない。若い世代への支援を放置していると、長い年月にわたって貧困が続くことになり、早急に対策を考えなければならない」と指摘しています。
実際に、家族が解体し、社会保障にこれだけ穴があれば、滑り台から落ちれば…。これが日本社会の、日本の政治の現実。それを問いかける選挙にしないと。
« 国旗・国歌「見解合わぬ」教科書 都教委が「不適切」議決 | トップページ | 与那国町、仮契約書に調印 陸自配備の町有地賃貸 »
「教育」カテゴリの記事
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
「政治」カテゴリの記事
- 生活保護支給額引き下げを取り消す判決 和歌山地裁(2023.03.24)
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 自衛隊と米軍 日本海上空や海上で共同訓練実施と発表(2023.03.19)
「経済」カテゴリの記事
- 生活保護支給額引き下げを取り消す判決 和歌山地裁(2023.03.24)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
- PFASそして西南の地に(2023.03.08)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
「若者」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- いろいろ教えられることが多い(2023.02.16)
- 若い人たちのあいだに広がる戦争への不安について(2023.02.01)
- 都立大学の授業料 無償化の対象 拡充方針固める 東京都(2023.01.27)
« 国旗・国歌「見解合わぬ」教科書 都教委が「不適切」議決 | トップページ | 与那国町、仮契約書に調印 陸自配備の町有地賃貸 »
コメント