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2013/06/18

ニート、過去最高2・3% 63万人、子ども・若者白書

 子ども・若者白書が発表された。やっぱり気になるニュースだ。

ニート、過去最高2・3% 63万人、子ども・若者白書(共同通信)

 政府は18日午前、2013年版「子ども・若者白書」を閣議決定した。15~34歳の若者で、仕事も通学もしていない「ニート」は12年に63万人で、この年代の人口に占める割合は2・3%と過去最高だった。
 また白書は、地域の青少年育成活動を特集し、12年度に活動に参加した人は1割未満で、担い手不足が大きな課題だとしている。
 青少年育成では、全国の市町村による青少年センターのほか、地域の子ども会、スポーツチームなど民間の団体も活動している。白書では、非行少年の立ち直りを支援するサッカーチームの活動などを紹介し「規範意識や自己肯定感の向上につながる」と評価した。

 実物は、ここ。
 センセーショナルなニートなどに報道は注目するが、さまざまなデータが書かれている。とくに年齢の高い若年層の経済困窮(雇用の問題)など、いっそう深刻になっている。そして、若者の自殺。
 いろいろな支援策がならぶ。だけど、やっかいなのが支援の内容なんだろうと思う。実際にある困難。だから支援が必要だとしても、それが若者・子ども自身が歩んでいけるような、ともに歩み支援なのか、それとも対策なのか。このあたりはていねいに見て行かないと。若者のなかにある困難という問題にかかわる議論は、いまでも、いろいろ活発になされているけれども、最近、ふたたび、若者の”問題”という角度が強まってきそうな感じがしている。たしかにこの困難や問題をどう見るのかは難しい問題が多いだけに。しかし、そこから、単純に意識や規範ということに焦点化される。そんな傾向が今度の白書にはないのか。なかなか膨大な白書で、いつも読みこなせない。どこかでしっかり読みこなさないといけないのだけれどもなあ。

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