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2013/05/21

みんな、維新との選挙協力解消 参院選と都議選

 混迷する政界。

みんな、維新との選挙協力解消 参院選と都議選(共同通信)

 みんなの党は21日の役員会で、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言などを受け、夏の参院選と東京都議選での選挙協力解消を決定した。日本維新側に譲るとしていた参院千葉選挙区などに独自候補を擁立する方向だ。日本維新側も対決に転じる意向を示しており、選挙戦の構図は一変する。
 みんなの党の渡辺喜美代表は役員会で「価値観の相違がある以上、関係を全面的に見直さなければならない。選挙に不利に働くことを乗り越える覚悟で決断しなければならない」と述べた。
 両党は参院選の候補一本化で合意し、共通公約の月内取りまとめも目指して協議を進めていた。

 だけど、橋下さんが日本軍「慰安婦」問題で、問題のある発言をしたのはなにも最近の話ではない。昨年も、かなり問題のある発言をくり返してきた。さらに言えば、日本維新の会が誕生して、その国会議員たちがどんな発言をくり返してきたのか。たんに集会のような場だけでなく、国会の質問などでもおどろくような発言をしている。

 結局、あらわれているのは、政治の劣化ということ以外なにものでもない。あきらかにみんなの会のほうにも歴史認識について、あいまいな対応があったわけだし…。戦後世界が何に努力をしてきたのかについての無関心がそこにあるんだと思う。もちろん、みんなの会のこういう態度にたいして、政策よりも、選挙に有利不利で判断する中央政界にうんざりみたいな発言をする橋下さんなど、論外。何がとわれているのか、政治家として無感覚すぎて、もうどうにもならないなあ。

 だけど、こんな劣化した政党の状況のなかで、参議院選挙を向かえて、投票率の低下が心配される。政治をあきらめない道、方向をしっかり示さないとなあ。

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