民間投資70兆円に拡大…首相が成長戦略第2弾
日本を大企業が世界でいちばん活動しやすくする、みたいなことを総選挙のときに自民党は政権公約にたしかに掲げていたけど、成長戦略ってほんとうにそういう内容になっている。
民間投資70兆円に拡大…首相が成長戦略第2弾(読売新聞)安倍首相は17日、東京都内で講演し、成長戦略の第2弾を発表した。
今後3年間を「集中投資促進期間」と位置付け、税制・金融面などで「あらゆる施策を総動員する」と強調、従来の地域別とは異なる企業別の新たな特区制度の創設などを打ち出した。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を控え、「農業・農村の所得倍増」の目標も掲げた。6月にまとめる政府の成長戦略に盛り込む。
首相は先月19日に、女性の社会進出や医療産業の育成を柱とした成長戦略を発表しており、今回の講演は「成長戦略第2弾スピーチ」と位置づけられた。
民間の設備投資を現在の年間63兆円から70兆円規模に増やす目標を掲げ、「新たなイノベーション(技術革新)に挑み続ける『モルモット精神』を持つ企業に大きなチャンスをつくる」と強調した。具体策としては、個別企業が求める規制緩和策を特例で認める「企業実証特例制度(仮称)」の創設を表明した。
また、日本の農産物・食品の輸出額を2012年の4500億円から20年に1兆円に倍増するとし、「水産物であれば、ブリやサバ。東南アジアやEUなどで需要を開拓する余地がある」と訴えた。重点品目と輸出先としての重点国・地域を絞り、迅速な衛生証明書発給体制の構築などを図る戦略だ。農業強化策として、都道府県に新設する「農地中間管理機構(仮称)」が農地を借り受け、基盤整備をしたうえで法人などに貸し出す仕組みの創設を掲げたほか、「儲もうかる農業開拓ファンド」(首相)の展開、活用を通じ、農林水産業を成長産業に変えていく新たなアイデアや取り組みを支援していくとした。
最初の成長戦略では、女性と若者対策を掲げ、いまその対策がすすんでいる。だけど、それは女性と若者を企業のためにいかに使いやすくするのかという視点が色濃い。今度もそうだ。世界に大企業が出ていくということがメイン。そのなかで、注目するのが大学。ここまで、大学の教育を大企業の人材養成を主眼にするのかと驚く。
ここまで露骨な言葉が使われていても、うーん、これへの批判的な視点はまだ社会のなかで、共有されているわけではないわけで…。
よし、よくよく考えるのが仕事だな。これは、大事なこれからの大きな仕事です、
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