首相、「進駐軍が作った」 改憲実現に意欲
GW明け、国会の議論は結構、物騒だなあ。
首相、「進駐軍が作った」 改憲実現に意欲(共同通信)安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、1946年に公布された現行憲法が連合国軍総司令部(GHQ)の草案を基にしていることを踏まえ「制定過程で(見ると)、進駐軍が作った。時代にそぐわない内容もある」と述べ、改憲実現への意欲を重ねて示した。
同時に「私たち自身の手で憲法を作るという精神こそが、新しい時代を切り開く」と訴えた。
トルコとの原子力協定締結を含めた原発輸出政策に関し「相手国の事情や意向を踏まえ、高い安全水準技術を提供する」と推進していく考えを強調した。
みんなの党の山田太郎、社民党の山内徳信両氏に対する答弁。
制定過程というが、なぜかそこには、ポツダム宣言の受諾や侵略戦争への反省という問題がすっぽりと抜けてしまう。それを否定したいということにしか思えない。
そして、新しい時代というがどんな国を安倍さんはつくりたいのか?今日の予算委員会では、安倍さんは、自衛隊が、自衛のために敵の基地などを攻撃する能力、いわゆる「敵基地攻撃能力」について、抑止力の観点から議論していく必要があるという考えも示している。集団的自衛権の行使について「日本の領土の近辺で、日本のために警備しているアメリカの艦船の近くに、自衛隊の艦船がいて、アメリカの艦船が攻撃されたときに助けなくていいのかという問題がある。実際に助けなかったら、同盟そのものが大きな危機に陥る」と述べた。結局は、軍事を優先する国ということか。そして、アメリカとともにたたかう国。
そういえば、今日はオスプレイの夜間訓練がおこなわれている。
オスプレイ、2度目の夜間飛行訓練 四国上空
ここにも、どういう国をつくろうとしているのかが垣間見えるのだけれども。
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