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2013/05/08

安倍首相、排外的デモを非難=フェイスブックで呼び掛けへ

 昨日からこのニュースでもちきりだ。これをどう考えるのか? ちょっと考えた。

安倍首相、排外的デモを非難=フェイスブックで呼び掛けへ(時事通信)

 7日の参院予算委員会で民主党の鈴木寛氏が、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥的なデモが国内で横行しているとして、安倍晋三首相に見解をただした。首相は「一部の国、民族を排除しようという言動があることは、極めて残念だ」と非難した。
 デモは「コリアンタウン」として知られるJR新大久保駅周辺などで今年2月ごろから行われている。首相は「他国や他国の人々を誹謗(ひぼう)中傷することで、われわれが優れているという認識を持つことは間違っているし、結果として自分たちを辱めていることにもなる」と強調した。
 鈴木氏は「首相のフェイスブックにもそうした(排外的な)書き込みが増えている」と指摘し、行き過ぎた言動は慎むよう呼び掛けることを提案。首相は「私のフェイスブックでそういうエスカレーションを止めるべきだとコメントしたい」と応じた。

 もちろん、こうしたヘイトデモ、ヘイトスピーチは、明らかな人権侵害であり、それへの批判の高まりが、安倍さんをして、こういう発言をさせたのだろう。この問題は、決して放置できない人権問題で、安倍発言はその意味で大事なことだとは思う。今後とも、そういう世論の包囲をすすめていく必要がある。そのことが前提だけど。
 いろいろ考えると、もう一つの側面がある。もともと在特会の行動は、だれもが眉をひそめるような行為だ。社会的な批判があることを前提としている。むしろ、そういう行動を行い、社会的な注目をあびることで、その主張を広げようというものだ。そのなかで、在特会の会員も増えているし、その支持者も広がっていることは事実。と、同時に、そういう排他的、排外的な主張が、グラデーションのような感じで広がっていく。その主張と、安倍さんたちの主張は実は共通点も多く、共鳴し合うような構造になっている。それが時代の雰囲気を形成するという狙いもある。だけど、安倍さんたちにとっては、在特会は批判してもいい相手であり、在特会は安倍さんから批判されることは当然のことでもあるのかもしれない。
 となると、この人権侵害を許さないことと同時に、こうした行動を通じてつくられる排外的な世論そのものへの批判と説得も大きな課題になる。そういう厄介な構造があるのかもしれないと、ちょっと心配したりする。

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