ハナ 奇跡の46日間
今日は、メーデー。午前中、代々木公園の中央集会に参加して、午後からは、職場で仕事。夜、相方と待ち合わせして、渋谷に映画を見に行った。
物語は91年4月、千葉でおこなわれた世界卓球選手権で韓国と北朝鮮が結成した史上初の南北統一チームの実話にもとづくもの。そのころはボクもいっぱしの職業人だったけど、こんなことがあったなんて、まったく知らなかったことが恥ずかしい。日本の現代史とも根深く関係するかの国のことについて、こんなにも無関心であったことが情けない。最初は対立からはじまる。だけど、若い選手たちが、なおさらスポーツを舞台にするだけに、絆が生まれるのは当たり前のことでもある。だけど、覆い被さる政治的対立、そして北の国の不可思議と不条理。そこで生まれる葛藤。それでも、この2つの国は、同じ民族の国である。
当然のごとく、いまの朝鮮半島をめぐる不安定な情勢がだぶってくる。さまざまな不安と葛藤をはらみながら、それでも同胞の国として、向き合わざるをえないかの国。その重みと、この国の政治の薄っぺらさをどうしても感じてしまうのだ。
ハ・ジュオンは美しく、かっこいい。ペ・デュナの圧倒的な存在感。この俳優はすごい。チェ・ユニョンチェは可愛く、ハン・イェリは清楚。脇役たちも好演。ストーリーは単純で、演出を奇をてらうようなものはない。だけど、圧倒的におもしろかった。こういう情勢だから、観客は少ない。しかも、小さな映画館での上映のみというのはもったいない。もっと、ボクらは知らなければならないことなのに。
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