2013 日本の米軍基地
沖縄のあけもの出版から、小泉親司さん著、安保破棄中央実行委員会監修で『日本の米軍基地』が発行されました。
近くに米軍基地が存在しない人にとって、米軍基地はもう一つ、ピンとこない問題でもある。だけど、実際に、自分の目で基地を見ると、その大きさや生々しさに必ず衝撃を受ける。むしろ基地の近くにいる人のほうがなれてしまうという面もあるのかもしれない。そうした米軍基地がいま日本でどういう状態にあるのか、それに抗するたたかいはどういうものがあるのか、それらを概観したものになっている。
言うまでもなく日本の米軍基地は、日本を守るために存在するのではなく、アメリカの世界戦略に基づいて存在する。その世界戦略を政権や「抑止力」と言い換えて、日本を守るためという乱暴な論理をつくりあげる。いかに乱暴な論理かは、その在日米軍基地がどんな役割を話しているのかを見ればわかる。同時に、軍事優先のもとで、在日米軍基地は世界に類をみない異常性をもつ。米兵による犯罪や在日米軍による事故が密約で裁かれることは少ない。豊富なデータをもとに、アメリカに追随する日本と言う国のあり様が明らかにされています。
その米軍基地が、米軍再編でさらに大きく変容しようとしている。そのなかで沖縄の問題が問われ、オスプレイの問題がとわれはじめている。さらには自衛隊もいっそう従属的な性格を鮮明にしながら、米軍と一体になっている。
しかし、なぜこういう変容がうまれているのか。こういう動きの背景と言うか、原動力と言うか、そのもとで、国民との矛盾がどんな形でぶつかっているのか、そういう動的なものがちょっとつかみづらいかな。そのあたりは、何を見てもそうなのかもしれないけどなあ。
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