奨学金問題対策全国会議 設立総会
今日は、午後から、表題の会議に参加してきた。奨学金問題は、深刻な問題となってきている。育英会が法人化され、支援機校となり、奨学金は、有利子が中心となった。そして。奨学金は市場化され、金融化される。その原資は民間資金が中心となり、金余りの時代に、民間資金投資先となっていく。その分当然にとりたてはきびしくなる。だけど、一方で引き続く高学費で、奨学金の利用者は5割近くに拡大する。しかし、大学を卒業しての、若者の雇用は不安定だ。返済できない現実…。こういう経緯の中で奨学金が社会問題化する。こんなにひどい取り立てがあるのかという事態も広がる。そこで、弁護士たちがたちあがる。これは人権問題だと。
ほんとうに、奨学金を借りるということな、なぜ、ここまで深刻な事態を広げるようになってしまったのか?
もちろん、根底には、世界の流れに抗するような異様な高学費がある。13条2項bcの保留を撤回しても、有利子の異常な奨学金の拡充でことをすませようとする政治がある。そこで、当面の救済を重視をしながらのとりくみのなかでの告発をすすめるというわけなんだと思う。
今日の会議は大内先生の講演(写真)から、当事者の発言、政党の発言、とりくんでいる団体と発言と続いた。ストレートに現状への怒りが表明される集会。もちろん、政治の状況は変えるのは困難な課題だけど、放置のできない深刻な現状がそこにはある。ほんとうに、あってはならない、異常な事態が、日本では生じている。
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