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2013/03/15

4・28式典:県議会野党が開催撤回要請

 沖縄の新聞は、もうこの4・28式典問題で記事があふれている。ここでまた、政府は沖縄の大きな反発をうけることになる。

4・28式典:県議会野党が開催撤回要請(沖縄タイムス)

 政府がサンフランシスコ講和条約が発効した4月28日に「主権回復の日」式典を開くことを受け、県議会の野党・中立5会派は14日、式典開催に抗議する決議案の原案をとりまとめ、与党会派に提示した。野党案は「屈辱の日を主権回復の日として式典を開催することは、県民の心を踏みにじり、2度目の沖縄切り捨てを行うものであり、到底許されない」と指摘し、式典開催に抗議するとともに開催の撤回を求めている。
 野党は決議案を総務企画委員会(山内末子委員長)に提出し、審議する方針。与党の自民党、公明県民無所属は来週以降に会派の議員総会などを開き、決議案への対応を協議する。
 式典に対する問題意識は与党も認識している。公明は14日、党本部に山口那津男代表を訪ね、沖縄への配慮を要請した。自民も15日、政府と党本部に同様の要請を予定している。
 ただ、野党の決議案に対して「内容はおおむね理解するが、式典開催そのものはすでに閣議決定されており、撤回要求はなじまないのではないか」(自民幹部)との意見がある。
 野党は全会一致の可決を目指しており、与党が決議案を受け入れない場合は、文案の修正協議に応じる方針。この場合、開催撤回には言及せず、政府に「沖縄の基地問題の現実、県民の要求を真摯(しんし)に受け止め早急に解決を図るよう要求する」などの表現にとどめる案がある。

 沖縄の反発は想像することができなかったのか? それとも沖縄の反発などはどうでもいいことだというレベルの認識なのか?辺野古埋め立て申請の直前でも平然とこういうことをやってくる。
 そもそも、沖縄戦から、戦後の沖縄切り捨てへと至る経緯、米軍統治のもとでの沖縄の苦難、さらには復帰でもかわらない米軍優先の沖縄。そういう経緯があっての先日の「建白書」であるにもかかわらず、それを無視するがのごとくの政府の態度……。

 だけど、同時に、これは本来沖縄だけの問題ではない。もう一度、戦後史をふり返りたいと思う。いわゆる片面講和、そして安保条約。その経緯は同時に、日本全土での米軍優先と、そしてそれをささえる安保・行政協定・交換公文・密約の体制をつくり、日本のあり方を規定してきたはずだ。ほとんど、ふり返ることのない戦後史が、沖縄の問題と、その沖縄の問題が全国化することで、さらに焦点があたるようになりつつある。そうしなければいけない。
 なによりも、この時期に、こんなことをするのは、安倍さん「改憲の地ならし」「自主憲法制定論のため」にということなんだろうなあ。

 だけど、同時に、政治の世界でも、メディアの世界でも、語られることのないこの問題。政治の世界では、まあ共産党ぐらいしか……。

主権回復の日、式典中止を要求 共産・志位委員長 (日経新聞)
これがその志位さんの文書。

 世論は複雑というか、なかなか視野のなかに入らない。そういう問題をどう意識化していくのか。そういうこともよく考えたい。

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コメント

沖縄県民の皆様からすれば、「屈辱の日」でしか無いということもまた真実として受け止めれば、
幾らでも抗議することは、大いに結構なことだし、当然のことですよね。
だが、幾ら抗議したところで、なんにも聞いて頂けないなら、所詮は子供の喧嘩になってしまうばかり
でしか無いこともまた真実として見れば、沖縄県民の皆様にとって、此れ程悲しいことはないし、
まともな日本国民からすれば、もう何も言いたくは無いし、議論もしたくは無いし、世界的に見れば
同じ穴の狢としか見られないこともまた真実として向き合えば、此れ程恥ずかしいことは無いだけの
ことでしか無いと思えば、一切関わりたくも無いし、「どうぞご勝手に」ということで主権回復の日として
祝いたい人たちだけで、幾らでも勝手にやらせてあげて、そっと静かに、腹の底で嘲笑いながら、安倍総理
を馬鹿にしてやりながら、幾らでも背を向けて、見捨ててあげるしかございませんよね。
沖縄県民の皆様からすれば、中国と共に、幾らでも騙されたふりをして、そっと静かに安倍総理を馬鹿にして
やれば良いのでは無いでしょうか。
沖縄県以外のまともな日本国民全体からすれば、それこそ中曽根大震災により多大なる被害を齎し、苦痛を
与えてしまった福島県民の皆様と共に、アメリカのオバマ大統領と共に、幾らでも騙されたふりをして、安倍総理
を馬鹿にしてやりながら、全人類に対して、騙されたふりをして、どうぞ幾らでも安倍総理を馬鹿にして下さい、と
でも伝えてあげる様にすることで、それこそ主権回復の日ではなく、亡国ニッポンとの断絶の日、とでも称して
天皇陛下とも幾らでも訣別させて、それこそ「さらば暴政」に繋がる第一歩となる日にしてあげれば良いのでは
無いでしょうか。
これが結果的に、「さらば原発」に繋がり、「さらば自民党」、「さらば亡国ニッポン」ということに繋がって、そっと
静かに断絶して、これを乗り越えて行くことで、行き着く先には「さらば右翼」とでも称して、こうした偏狭なナショナ
リズムに偏った国粋主義勢力を、次第に雲散無消させることに繋がり、新自由主義的な競争社会とも訣別し、
幾らでも喜んで二流国に転落してあげることで、こうした戦争による真実に向き合うことで、加害者であると共に
被害者でもあるという認識に立って、今度は、加害者としての罪を、幾らでも被ってあげることで、中国を見習って
幾らでも騙されたふりをして、日本の国益が、アメリカや中国をはじめ、全ての他国の国益に繋がる心豊かな尊い
外交をして行くことで、全人類から尊い存在として高く評価されることだけを誇りとして、そっと静かに生きて行くことが
出来る様にしていけば、これだけで十分なことでは無いでしょうか。

大戦後、日本は国際法上「占領」されたのであって、主権が無くなったのではないのですがね。占領下、天皇陛下も総理大臣もいたし、内閣も各省庁も機能していたし、日本法が適用されていたし、裁判所も裁判をしていたのですが。昭和55年10月9日に衆議院予算委員会で奥野誠亮法務大臣が「昭和二十七年に独立するまでは主権は日本になかった」と発言し問題になり、その日のうちに発言を取消し謝罪し「主権は日本にあった」という政府公式見解が出たのですが。しかし、日本に主権がなかったのなら「日本は消滅した」「皇位は断絶した」「国体は護持できなかった」となるのですが、国体護持のみを願った当時の保守派が聞けば卒倒ものですね。あと「日本は独立した」と言いますが、どの国から独立したと言うのでしょうか。ばかばかしい限りです。
あとサンフランシスコ平和条約は、右翼の人が大嫌いな極東軍事裁判の判決を日本が受諾した条約でもあるのですが、分かっているのですかね。

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