増える保育所事故 報告義務化検討へ 「詰め込み」責任明確に
問題はどんな議論がされるのか、注目をするべき問題。
増える保育所事故 報告義務化検討へ 「詰め込み」責任明確に(東京新聞)国の基準を超えた子どもの詰め込み保育が一因で長男を亡くした遺族に対し、厚生労働省は四日、事故の報告を保育所に義務付けることや原因調査の仕組みづくりを国の審議会で検討する考えを明らかにした。今は事故報告の義務がなく、責任の所在が明らかにされない事例も多い。都市部では、広さが国の基準に満たない施設で、待機児童の対策を進める傾向がある。遺族は「事故の教訓を生かしてほしい」と警鐘を鳴らす。(柏崎智子、稲熊美樹)
遺族は、愛知県碧南市の認可保育所「かしの木保育園」で二〇一〇年十月、おやつを喉に詰まらせて死亡した栗並寛也(くりなみひろや)ちゃん=当時一歳四カ月=の両親、秀行さん(34)とえみさん(33)。
寛也ちゃんの事故は当初、保育に問題はなかったとされた。夫妻が保育所や搬送先の病院へ何度も足を運び、国の基準以上の詰め込み保育がされ、保育士の見守りが不十分だったことが判明。一年半後に県と市が調査委員会をつくり、二月に報告書を出したが、時間が経過しており解明できない部分も多かった。
これまでも対策を求めてきた夫妻は、この日、保育所から都道府県への事故報告を義務化することや、都道府県が第三者委員会を設置して原因を調査、検証する仕組みづくりをあらためて求めた。
同省は、事故報告は内閣府の政令で義務付ける可能性があることも明かした。国が一五年度に導入を目指す、新しい保育制度の中身を決める国の審議会「子ども・子育て会議」で議論する見通し。
待機児問題にかかわって、規制緩和がいろいろすすめられる。そういうなかで、規制緩和一本槍ではすまない事態もひろがる。この規制緩和にもいろんな側面があって、いろいろ慎重な検討が必要なのだけど、いずれにしても子どもの成長と安全が基礎にあるのかどうかが問われることになる。
いまの政権が、かならずしも保育の充実にむかっているというようには思えないだけに、こうした問題に政治がどう向き合っていくのかは大事な局面にある。
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