« 失業して借金だけが…奨学金滞納、10年で3倍 | トップページ | 「改憲の動きに歯止めを」 »

2013/03/17

いま、対抗構想を考える!安倍新政権の新自由主義構造改革とは何か

Vtaut 今日は、福祉国家構想研究会の公開研究会。しごとがたまっているので、行こうかどうか迷ったけど。行ってよかったですよ。
 まず渡辺さんが、「安倍新政権と改憲・新自由主義改革のゆくえ」。話の柱だては、前衛4月号の「第二次安倍政権論」と同じ。だけど、いろいろとバージョンアップがなされている。とくに、注文したのは改憲の動向のところだよなあ。やはり。とくに自民党の改憲案の9条の改憲のどんな軍事行動もできるような内容になっている特徴や、そのための法整備規定など。渡辺さんの話で考えさせられたのが、安倍政権の脆弱性というか、いまの新自由主義改革再起動のかかえる矛盾という問題。ではどう対抗するのかというところでの国民の連合はもっともっと議論が必要なのだろうなあと。ここは、渡辺さん自身がまだきちんと概念規定もしていない感じもする。そのためにも、これまでの運動の総括はもっと必要か。戦後史をもっと学びたいと思った。
 二宮さんの話は、「アベノミクスの検証」。アベノミクスをケインズ主義に助けをかりた新自由主義と喝破する。そこで、二宮さんは、新自由主義とは何かを基礎から確認する、過剰生産により生じる実現問題を無視し、供給が需要をよぶという販路説を復活させる。グローバル化の進展のなかで、大企業の経営者も、競争に勝ちさえすれば需要はうまれるという観念にとらわれていると。ここから、アベノミクスの3つの矢の問題を明らかにする。公共事業の限界はあたらしい話ではない。外需依存で成長戦略は可能なのか。そして内よりも、金融政策の問題。マネー供給は生産の現場までは届かず、結局はバブルによる株高と円安。これって庶民と関係ない。むしろ庶民はインフレでは困るのだ。ここに支持があつまる異常さ。
 「安倍政権の地域支配戦略」と題した岡田さんの報告は、資料をたっぷりつかった分析。そもそも、安倍政権の直面していた景気後退はきわめて小さいもので政権誕生のときにはすでには回復期にという前提。むしろアベノミクスは政治的なものだと。それは参議院選挙勝利のための景気と利権の回復と消費税増税の条件をつくるため。つづいて、13年度予算の分析、その前提となるデフレ定義のあやまりや、いまの経済の最大の問題がどこなるのかという話など、基本をしっかりおさえる。そのうえで「地域戦略」だ。大企業ではなく、地域と中小企業の役割をていねいにはなされて、ああ、どこに向かった政策が大事で、そのためにどんなイデオロギーをくつかえさなければいけないのかということをとても考えさえられた。
 基本的な話が多かったと言えばそうだけど。十分、頭の整理になり、影響にあるおもしろい話で、すごく満足しました。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 失業して借金だけが…奨学金滞納、10年で3倍 | トップページ | 「改憲の動きに歯止めを」 »

政治」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/56977653

この記事へのトラックバック一覧です: いま、対抗構想を考える!安倍新政権の新自由主義構造改革とは何か:

« 失業して借金だけが…奨学金滞納、10年で3倍 | トップページ | 「改憲の動きに歯止めを」 »

無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30