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2013/02/08

(追いつめられて:2)入社半年、「予選」の重圧 燃える希望、消され自殺

 今日の朝日の「働く」面の記事には胸がつぶれた。

(追いつめられて:2)入社半年、「予選」の重圧 燃える希望、消され自殺(朝日新聞)

 2008年10月、気象情報会社ウェザーニューズで働く男性(当時25)が、千葉市の自宅で練炭自殺した。
 4月に正社員として働き始めたばかり。「希望に燃えて会社に入ったのに」。京都市に住む兄(34)は悔しがる。
 兄が思い出すのは、小学3年生のころの弟の姿だ。
 「お兄ちゃん、こんなに積もったよ!」
 弟はそう言ってはしゃぎ、庭先に積もる雪を物差しで測った。「気象観測」は冬の日課。大学ノートに毎日の天気や積雪、明日の予想をメモした。
 大学生の時に気象予報士の試験を受けたが、不合格。卒業後に入社した電子部品メーカーは1カ月でやめ、再び試験に挑戦。合格して、ウェザーニューズの社員になった。テレビで放送される天気予報の原稿づくりを担当した。

    □    □
 「弟を追いつめたのは、社内で『予選』と呼ばれた人事制度だった」。兄はいう。
 ウェザーニューズによると、新入社員は社内で「ポッシブル・ウィナー(勝者になることが可能な者)」と呼ばれる。入社後半年間は、会社と社員との「相互評価期間」とされる。その期間に、経営全般に関わる「経営職」になるか、勤務時間や仕事内容を限定した「契約スタッフ職」になるかが決まる。新入社員30~40人のうち、年に1人か2人が「契約スタッフ職」になるという。
 「予選通過。必死」。兄によると、弟が仕事で使っていたノートには、こうあった。
 弟の携帯電話に残ったメールや同僚の話をまとめたところ、弟は午前8時に出社。ほぼ毎日、午後11時以降まで働いた。午前2時ごろまで働くことも多く、6、7月の残業時間は200時間を超えた。
 ところが、上司の評価は厳しかった。9月には「なんでこの会社にきたのか。迷い込んできたのか」と問い詰められた。同僚に「死にたい」ともらすようになった。
 入社半年後の10月1日、上司から「予選通過は難しい」と告げられた。亡くなったのは翌日だ。

 あまりにも過酷。入社してからも競争に駆り立てて、「入社試験」を課す。それがどこまでも続く。そんなことで、豊かに生きれるはずがない。言い換えれば、これはやめさせるための仕組みでもあるのだと思う。無用なやつはいらない、と。でも、どこにいけばいいのか?

 一方で、同じ生活の欄には、デンマークの寄宿制学校のレポートがのっていた。 障害ある人も健常の人も、人が人として、大切にされ、さまざまな体験や人との関係のなかでゆっくりと成長することが、20代に用意されている。あまりにも、おくっている若者期の質のちがいにちょっと愕然とする。
 ボクらは、若者をどこまで追い込んでしまうのだろうか。

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コメント

目先の利益のことばかりに追われて、経営的に余裕もゆとりも無いという事情があるとは言え、結局のところは、使い物にならない間抜け社員しか生き残ることが出来なくなってしまっているところが真実として見れば、その犠牲になってしまったものだと思うと、余りにも悲しい限りとしか言い様がありませんね。
こんなことしか出来ない様な会社なんか、それこそ幾らでも騙されたふりをして中国にでも売り飛ばしてしまうしか無いし、中国からすれば、幾らでも騙されたふりをして、反日感情をぶつけて、使い物にならない間抜け社員と共に、地獄のどん底に突き落とされても当然のこととしか言い様がありませんよね。
ただ、それにより、日本には、極めて良心的な中堅企業ならびに中小企業だけが生き残ることが出来て、経済成長を喪失し、経済規模では縮小均衡となったところで、強欲で傲慢な大企業や富裕層をはじめ、アメリカの言いなりと言っておきながら、自分たちの権力欲のためにしがみついているだけの、使い物にならない間抜け官僚等は、幾らでも堕落させてしまうことになっても構わないし、その跳ね返りに過ぎない、これも自分達の利益のことしか考えない自分勝手な阿呆馬鹿な右翼連中というのも、中国の反日活動家と変わらない存在でしか無いこともまた、真実としてみれば、こうした連中こそ、全人類の大敵に過ぎないと同時に、まともな日本国民全体にとっての大敵にも過ぎないというのも、真実として見れば、その衝撃により、物凄い痛みや悲しみ、死ぬよりも耐え切れぬ苦しみを幾らでも味わうことになっても、幾らでも悲惨な運命となっても、致し方無いところでは無いかと思うと、何とも皮肉なこととしか言い様がありませんよね。
ただ、それにより、日本文化を自己否定しても乗り越えることが出来ず、取り残されてしまう人達については、これこそが私たち日本人の構造的欠陥により、構造的アノミー現象と言われる空洞化が齎した最大の被害者であることも、真実としてみれば、こうした若者達というのも、この中に含まれるのでは無いでしょうか。
こうした人達については、決して邪魔したりするようなことはせず、悪いことさえしなければ何をやっても自由ですから、ということで、幾らでも支え合い、助け合い、分かち合うことで、こうした痛みや悲しみを共に分かち合いながら、乗り越えて行くことが出来れば、それが何よりのことだし、そうすることで、日本は喜んで二流国に転落してあげても構わないし、極端な富裕層と貧困層の両方だけが一人もいなくなって、「国破れて山河あり」の状態となって、社会全体は、幾らでもひっそりと静まり返った社会となっても、安定化し、貧富の格差というのも、一定の範囲内に縮小して固定化することになったとしても、日本人全体が無欲化して、競争もしなくなり、地味で質素で、幾らでもひっそりと清貧な生き方をすることで、共に幸せに暮らせることだけを、誇りとして世界に見せつけて行くことが出来れば、此れ程喜ばしいことは無いし、むしろ此れ程素晴らしいことも無いし、何も言うことはございませんよね。

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