森住卓写真展『風下の村』
東京電力福島第一原発からもたらされた放射能によってふるさとを奪われた人々の苦悩を記録した。
目に見えない放射能は大地と水と空気を汚し、元に戻るにはこれから何十年もかかる。
事故当初、政府は原発から10㎞、20㎞、30㎞と避難区域を設定した。しかし、福島第一原発から放出された放射性物質は同心円状広がったわけではない。おりからの北西の風にのって広がり、30㎞圏を越え福島県の半分以上を汚染してしまった。
風下にあたる飯舘村は福島第一原発から北西、30㎞から40数㎞に位置する。阿武隈山中の標高200メートルから500メートルにある村は春を迎え,一年で最も美しい季節を迎えた。だが見えない放射能は日本一美しい村から全てを奪ってしまった。
今日、やっと時間をみつけて、見てきました。多くの写真は、見たことがあるものだったけど、大のばしされたプリントでみると、やはり迫ってくるものがある。とくに、牧畜をやってきた人たちの写真は胸がつまってしまう。そして、最後の子どもたちの写真。絶対に目を背けてはいけない現実がここにある。
写真展は、12日まで。あと3日。多くの人に見てほしいです。お近くの人、新宿に行く機会のある人はぜひ。
若い写真家たちのことはあれこれしゃべる。
ちなみに今日の「東京」の夕刊に写真展の記事が、森住さんの写真入りで。
苦悩する福島 見つめ続ける フォトジャーナリスト森住さんが写真展(東京新聞)
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