児童虐待:虐待招く不安定雇用 生活保護ない困窮、一時保護多く 見守り・一定収入重要
山野さんの研究成果。そういえば今日のセミナーは来てなかったよなあ。
児童虐待:虐待招く不安定雇用 生活保護ない困窮、一時保護多く 見守り・一定収入重要(毎日新聞)千葉明徳短大(千葉市)の山野良一教授が児童虐待と生活困窮度の関係を調べたところ、児童相談所の一時保護を受けた虐待の割合は、生活保護世帯より収入が多いとみられる住民税非課税世帯で高いことが分かった。近年の研究では、親の貧困は児童虐待につながりやすいとされるが、逆の結果。非課税世帯は不安定な雇用で経済的ストレスが大きい一方、生活保護世帯はケースワーカーの訪問などで孤立せずに済んでいることなどが背景にあるとみられる。
全国児童相談所長会が08年に行った調査では、虐待が把握された世帯の3割超が経済的困難を抱えていたとの結果が出ている。
山野教授は親の収入差や人的支援の有無がもたらす影響に着目。この調査を分析し昨年12月に学会で発表した。それによると、全国の児童相談所が08年4〜6月に虐待を把握した6764世帯の内訳は、困窮していない(住民税課税)2027世帯▽所得が基準以下の住民税非課税698世帯▽生活保護受給772世帯−−で、残りは不明だった。
一方、子供を虐待から守るなどの目的で親から引き離す一時保護に踏み切ったケースは、住民税課税562世帯(27・7%)▽住民税非課税313世帯(44・8%)▽生活保護受給304世帯(39・4%)で、住民税非課税世帯が生活保護世帯より多かった。
非課税世帯では、親が生活費を稼ぐため不安定な非正規雇用労働で働くケースが少なくない上、人的支援を受けられる制度もない。これに対し、生活保護世帯は最低限の暮らしに足りない生活費が保護費で賄われ、自治体のケースワーカーが生活指導するなど親子関係を見守り、子育ての悩みを相談する機会もある。…
もちろん、虐待の要因は貧困だけではない。だけど、親の経済的な困難が、大きく影響していることはこの調査からも明らかだ。
それだけに、いま、福祉の切り捨てが、生活保護を皮切りにはじまろうとしていることは重大な問題でもある。ぜったいに許しては行けない、正念場のたたかいでもある。
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