王になった男
光海君といえば、ちょうと豊臣秀吉が朝鮮を責めたとき、世子として王と国をまもったが、その後、勢力争いにまみれ、暴君となって、廃位された王だ。その暴君の影武者が王としてめざめる。
韓国の時代劇って、大胆創作が多い。歴史上の人物を配置しながら物語はオリジナルだ。そこには、いつも民衆の視点がある。この映画もそうだ。庶民の暮らしへの思いは、たくみな物語と心に残るせりふにたくされる。「事大の礼が民より大事なのか」。そして、その影武者に夢をたくしかけるホ・ギュンや内官たち…。
そこには、今を生きるものとしての政治への思いがたくされているのだろうなあ。レミゼラブルとこの映画に韓国の人は熱狂する。その思いは熱い。そこもまた考えさせられる。日本ではもっと政治への不信が強いんだろうなあと。政治が遠いのだろうなあと。
だけど、元気もでる。
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» 映画「王になった男」ストーリーは斬新さが無いが、それが良い [soramove]
映画「王になった男」★★★★
イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、
ハン・ヒョジュ、キム・イングォン、
シム・ウンギョン出演
チュ・チャンミン監督、
131分、2013年2月16日より全国公開
2012,韓国,CJ Entertainment Japan
(原題/原作:MASQUERADE )
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