« 偕行社のシンポジウム、「憲法改正への提言」議論 | トップページ | 王になった男 その2 »

2013/02/27

生活保護基準部会報告書を読む

 今日は、ずいぶん久しぶりに貧困研究会に参加してきた。テーマは、表題のもの。
 まず布川さんが、生活扶助基準というものがそもそも、低所得世帯の消費動向や消費水準だけとの均衡でなく、一般国民との均衡によっていたことなどのそもそもの原則をふりかえりつつ、この間の基準の妥当性を検証する。かつての基準の検証と比較して、この間の検証はどんどん恣意的になっていることがうきぼりになる。そのうえで、今年の検証の言う歪みの調整とデフレの調整をどう考えるかを問題提起した。その歪みの調整が、その内容が妥当かを分析。同時にデフレの調整と言うが物価とは何かという角度からの問題提起。
 続いて上藤先生が統計の手法を分析。これはボクにはものすごくむずかしかった。統計の勉強をちゃんとしないとついていけない。こういう社会政策にかかわるような仕事をしているのだから、これはいかんなあと。ただ、漠然となりに、この統計そのものの限界などをしっかりふまえた議論になっていないことはよくわかる。
 最後に松本さんが、部会では、近年の最低生活費に関する調査の成果が出されたが取り入られることがなかったことを説明。この間研究動向の特徴などもふまえなが、今度の報告の問題点を指摘する内容だった。

 そもそも討論でだされたが、この間の報告をめぐる問題は、あまりにも政治的で、自民党が言う保護費の削減先にありきのなかで、手続きも内容もすすめられたという問題がある。そのことの暴露は必要。と、同時に、報告に即した、どこが使えて、どこを批判するかの検討も必要か。同時に、どのような議論が必要かという提起の必要性も感じる。生活保護受給者の生活実態にそくしながら、もっとその構造に即した議論(そもそも生活のありようがちがう)が必要だというのもそのとおりで、それを自立の問題やスティグマつまり捕捉率の問題とのからみで必要なのだとも。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

« 偕行社のシンポジウム、「憲法改正への提言」議論 | トップページ | 王になった男 その2 »

政治」カテゴリの記事

経済」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/56854824

この記事へのトラックバック一覧です: 生活保護基準部会報告書を読む:

» 生活保護 最新情報 - 知識陣 (健康 福祉) [知識陣 健康]
生活保護 に関する最新情報 [続きを読む]

« 偕行社のシンポジウム、「憲法改正への提言」議論 | トップページ | 王になった男 その2 »

無料ブログはココログ
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31