カキコミ!深層リサーチ File9 大学生の発達障害(2)
今日のハートネットは大学生の発達障害。
従来の取材では伝えてこなかった「知られざる社会の側面」を、ネット上で当事者と細い糸でつながることで明らかにするシリーズ『カキコミ!深層リサーチ』。2月のテーマは「大学生の発達障害」。
今、全国の大学・短大・高等専門学校の中で発達障害のある学生は、学校が把握しているだけで1453人。「発達障害」というカテゴリを設けて調査が始まった2006年の127人と比べると10倍以上に増えています。医師の診断はないものの、支援を必要とする学生はさらに多くいると見込まれていて、彼らが学びやすい環境をどう作っていくか、大きな課題となっています。
また、何の支援も受けられず、学習や学校生活、また就職活動がうまくいかない状態が続くと、うつや不安障害などを引き起こし、留年や休学、また不登校やひきこもりの状態が長期化するなどという深刻なケースもあるといいます。
1本目の放送では、当事者たちが大学で感じている“学びづらさ”“いづらさ”を中心に放送。
それを受けた2本目は、放送後の反響として集まったカキコミやメールなど、皆さんの“声”をもとに、「大学生活で自分の力を発揮していくには?」「将来の目標に向かって進んでいくためには?」について考えていきます。
実は、学生の頃お世話になった先輩が、テレビに登場するという連絡をもらったので、見た。Fさん、支援する大学の教員として、かなり映ってましたし、しゃべってました。
遅れているといわれている大学の発達障害への支援。京大の居場所づくり、東大の進学支援、それをうけとめる鳥取大学、そして就労支援の富山大学。こうしたとりくみがはじまっているのは心強いし大事だと思う。同時に、ここにかからない学生はいないのか? さらにいえばとりあげられたのは、国立大学だけだった。大きく実態はどうなのだおるか。はじまったばかりのとりくみを大事にしながら、全体像も知りたいと思った。
« 生活保護:申請拒否は違法 埼玉県三郷市に賠償命令…地裁 | トップページ | アカデミズム雑感の続き »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
- 「密着 自衛隊“ミサイル防衛のリアル”」(2023.03.11)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
「教育」カテゴリの記事
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- 「リエゾン」と「大河ドラマが生まれた日」(2023.03.12)
「政治」カテゴリの記事
- 生活保護支給額引き下げを取り消す判決 和歌山地裁(2023.03.24)
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 自衛隊と米軍 日本海上空や海上で共同訓練実施と発表(2023.03.19)
「経済」カテゴリの記事
- 生活保護支給額引き下げを取り消す判決 和歌山地裁(2023.03.24)
- 長時間過密労働解消のたしかな道すじPart3-今こそ、給特法の改正と教職員の大幅増員を(2023.03.21)
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
- PFASそして西南の地に(2023.03.08)
- 「春子と節子 “女流”画家を超えて」(2023.03.07)
「若者」カテゴリの記事
- 全教「教職員勤務実態調査2022」最終報告の記者発表を文科省記者クラブで実施(2023.03.15)
- 児童生徒の自殺、過去最多の514人 学業不振や進路に悩み(2023.03.14)
- いろいろ教えられることが多い(2023.02.16)
- 若い人たちのあいだに広がる戦争への不安について(2023.02.01)
- 都立大学の授業料 無償化の対象 拡充方針固める 東京都(2023.01.27)
コメント