難病対策も重大な局面
ボクには、多発性硬化症(MS)という難病とたたかっている友だちがいる。若い頃からのつきあいだけど、彼女のこの病気は、自分の免疫が中枢神経をこわすもので、運動神経がまひして動けなくなったり、視神経がやられて突然失明したりするものだ。とりあえず大量のステロイド投与などで症状を抑える。副作用で感染症にもかかりやすく、さまざまな病気とたたかっている。
この難病に対する施策はとても、細い。障害者権利条約に時代になって、こうしたいわば施策の隙間にいる人たちの対策がすすむかと思われた、だけど、いま出てきている難病対策の内容はとても厳しいもの。厚労省がこの金曜日にもとりまとめようとしている難病対策では、対象疾患の拡大名は明記されず、対象疾患は重症に限定される。医療費はねたきりの人からもむしろとられ、福祉の制度をつかったときの利用料は増える。「安心して病院にかかりたい」という願いからはほど遠い。
なかなか、メディアはとりあげない。そして、少数の弱い人対象の施策がどんどん切り捨てられるというのが社会保障改革の姿というほかない。その構造は生活保護とまったくかわりはない。なんとかしなければいけないのだ!
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